海連の壁紙スクリーンは“通常の6倍”ゲイン 手のひらプロジェクタ向け仕事耕具

海連は、手のひらサイズのLEDプロジェクタ「プロジェクタX」シリーズなどで利用できる「ALBEDO ハイゲインスクリーン」を発売する。プロジェクタからの投射光だけを視聴者に向けて反射することで、通常のスクリーンと比べて約6倍の明るさだという。

» 2008年11月13日 18時41分 公開
[杉本吏,ITmedia]

 海連は、手のひらサイズのLEDプロジェクタ「プロジェクタX」シリーズで利用できる「ALBEDO ハイゲインスクリーン」を12月8日に発売する。価格は2万790円から。

(左)裏面に粘着加工がしてあり、壁やボードパネルに張って使う。(右)上半分の黒く見えるスクリーンが「ALBEDO ハイゲインスクリーン(A4サイズ)」、下半分が通常のスクリーン

 ALBEDO ハイゲインスクリーンは、裏面に粘着加工がしてあり、壁やボードパネルに張れる壁紙タイプのスクリーン。「いろいろな場所で使い回したい場合は、保護シートをはがさずにマグネットなどで壁に張ってもいい」(海連)

 サイズはA4(210×297ミリ、14インチ相当)、A3(297×420ミリ、20インチ相当)の2サイズで、重さは「コピー用紙程度」(海連)。海連が販売する手のひらサイズのLEDプロジェクタ「X Pro920」「X Pro920M」をはじめ、小型LEDプロジェクタでの利用に適している。

 一般に、小型LEDプロジェクタは輝度が低く、室内光の下では投影画像が見えにくいという問題がある。ALBEDO ハイゲインスクリーンは、スクリーン表面に反射率を高める特殊な加工がされているため、室内光のもとでも視認性が向上しているという。

 ハイゲインスクリーンの仕組みはこうだ。通常、室内で照明を付けたまま投影すると、室内灯など上方からの光がスクリーンに当たって拡散し、投影画面を不鮮明にする。

 一方、ハイゲインスクリーンは、こうした上方からの光を正反射してスクリーンの外に逃がし、プロジェクタからの光だけを視聴者の方向に反射する。これにより、通常のスクリーンに投影した場合と比べて、スクリーンゲイン(スクリーンがどの程度、光を反射するかを表した数値。特定の方向に対する明るさを示す)で約6倍、コントラスト比で約7倍の数値となっている。

ハイゲインスクリーンの仕組み

 左右視野角が30度でパーソナルユースに適しているハイゲインタイプと、左右視野角が65度で会議などビジネスユースに適しているワイドビュータイプの2タイプを用意する。

製品名 サイズ スクリーンゲイン 左右視野角 上下視野角 価格
プロジェクタ X スクリーン ハイゲイン A4 6.0 ±30度 ±30度 2万790円
A3 3万5490円
プロジェクタ X スクリーン ワイドビュー A4 5.0 ±65度 ±25度 2万790円
A3 3万5490円

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