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テンション、モチベーションを操る4つの技法:

技法1 意外と知らない「テンション」と「モチベーション」の違い (1/2)

「どうも仕事のテンションが上がらない」「モチベーションが上がらない」という悩みをよく聞きます。テンションとは、モチベーションとはなんでしょう。2つの違いをしっかり把握し、自在にコントロールする技法を4回にわたり紹介します。
2008年11月10日 18時00分 更新

 最近、ビジネスの現場で、社員にやる気がないとか、仕事に対するモチベーションが上がらないということをよく耳にします。これは、管理職の方だけではなくて、社員の方自体も悩んでいることです。

「テンション」は一時的にしか上がらない、身体的なもの

 多くの人は「テンション」と「モチベーション」を混同していますが、この2つはまったく違うものです。テンションは、どちらかというと身体的で一時的なものです。体を動かしたり大きな声を出して気合を入れたりする、いわゆるハイテンションな状態が典型です。例えば、合コンで盛り上がるのはテンションの高い状態です。

 それに対してモチベーションは、精神的で中長期的なものです。このように定義すればテンションは一晩だけ高いということがありますが、一晩だけモチベーションが高い、ということはあり得ないでしょう。

 テンションとモチベーションは、両方とも大事ですが、モチベーションのことをテンションと履き違えることがよくあります。とにかく大きな声を出して、夜通し体を動かしたりする、いわゆるしごき合宿タイプの研修に参加すると、一瞬テンションは上がります。でも研修を終えて会社に戻ると、いきなりテンションが下がることがあったりするわけです。

 たとえセミナーで大きな声を出してテンションが上がったとしても、テンションだけを上げたのでは、そのうち必ず下がります。なぜなら、テンションは一時的にしか上がらないものだからです。

 もちろん、テンションを上げることが大事な時期もあります。例えば、決算で一番忙しい時期には、できるだけテンションを上げて、不眠不休でやらなくてはいけないこともあるでしょう。あるいは、大プロジェクトがこの1週間で完了するという時も、テンションを上げてやっていく必要があります。特に、イベントやプレゼン、交渉など、短い時間で成果を出さなくてはいけない場合は、テンションを上げなくてはいけません。

 しかし、朝から晩までずっとテンションを上げて働き続けることは、いい事とはいえません。過労になったり、不眠症になったりすることがあるからです。往々にして、テンションを上げ過ぎて、「何のためにやっているのかな」と迷い、急にむなしくなったり寂しい気持ちに襲われたりするのです。

モチベーションは内側から溢れてくる、精神的なもの

 そこで、テンションとは別に、モチベーションというのを考える必要があります。

 モチベーションは身体を動かすものではなくて、どちらかというと心の内側から溢れてくるものです。自分の目的や目標、つまり平本流に言うと「価値観」や「ビジョン」が明確で、その価値観やビジョンに基づいた目標に向けてまい進している時に、モチベーションは上がります。また、モチベーションが上がると、自然とテンションも上がるということはあります。ところが、テンションを上げたからといって、自然とモチベーションが上がるとはいえません

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[平本あきお(構成:房野麻子),ITmedia]

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