わずか数万円のコストで自店舗のホームページを作成してくれるASPサービス「ぐるぺ」が始まった。その後は、PVの量に応じて料金が発生する。
ホームページはほしい。しかしどれくらい効果があるか分からないのに大きなお金は使えない――。こんなふうに思う飲食店のオーナーに向けて、ホームページが閲覧された回数に応じて利用料を払えばよいという、手軽に試せるホームページ作成サービス「ぐるぺ」がスタートした。
提供するのはベンチャー企業のディバータ。情報処理推進機構(IPA)が進める2008年度中小企業経営革新ベンチャー支援事業に採択された「RCMSプラットフォーム」を用いてサービスを作り上げた。
この飲食店向けホームページ作成サービス「ぐるぺ」の初期費用は5万円。12月2日までは2万5000円で、自店舗のホームページを持つことができる。ただし、閲覧者が増えてきて当初設定されている3000PVを超えたら、“追加PVの購入”という形で料金を支払う仕組みだ。
いわば、お客が見に来ないならお金は支払わなくてかまわない――という仕組みのサービスとなっている。
「自店舗のホームページを持ちたいと思っても、効果が分からないのにお金はかけられない。2万5000円くらいなら、広告として自店舗のホームページを持つことを試してもらう価値はあるはず」とディバータの加藤健太社長は話す。
ホームページの作成には手間がかからない。ページの顔である扉絵は、素材さえ提供すれば初期費用の2万5000円でディバータが作成する。さらに、ぐるなび加盟店舗であれば自動的にぐるなびのページから、メニューやクーポンなどのデータを取得して、自店舗のページに盛り込む機能も持っている。
今後は、飲食店のほかに歯科医院などの医療系向けのホームページや、工務店向けホームページなどの作成にも、事業を広げていく計画だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.