デスクやラックに引き出しを増設する：3分LifeHacking

PC用のデスクやラックには引き出しがないことが多い。増設用の引き出しを取り付けて、小物の収納場所を作ってしまおう。

製品パッケージ。今回紹介するワイドタイプのほかに、標準タイプ、ミニタイプも存在する

　PCを設置するためのデスクやラック、いわゆるOAデスクやPCラックには、引き出しが標準で付属していないことが多い。コストをカットしてなるべく価格を安くする方策によるものだろうが、PCの前で生活する時間が長くなってくると、こうしたデスクやラックの収納性の低さに不満を覚え始めるのも事実だ。

　こうした場合に便利なのが、両面テープなどを用いて既存のデスクに取り付けられる「増設用の引き出し」だ。今回紹介する伊勢藤の「テンダー」シリーズであれば、両面テープもしくはネジを用いて、デスクの下部など平坦な場所に、手軽に引き出しを増設することができる。

製品本体。引き出し部と両面テープ、木ネジ、仕切り板から構成される

　両面テープまたはネジが利用できればどこにでも取り付けられるので、誰でも買ってきてすぐに使用できる。デスクやラックに限らず、プリンタなどを置く頭上の棚（オーバートップ）の下段に引き出しをつけたり、3段ボックスの棚の下に取り付けるというワザもありだろう。サイズも豊富にあるので、天板の余剰サイズに合わせてチョイスできるのもありがたい。

　引き出しそのものが重いと脱落の危険があるせいか、本製品に限らず、同種の製品のほとんどは軽量なプラスチック成型であることが多い。そのため、あまりたくさんの小物を収納するには向いていないのだが、トレイそのものがあまり深くないこともあり、文房具や書類を収納する程度であれば何ら問題はない。キーボードまわりに文房具や各種メディアがちらかっているという人は、試してみてはいかがだろうか。

ストッパーがついているので、引き出しがスポッと抜けてしまう危険もない。プラスチック成型ということでややチープに見えてしまうのは難点といえば難点だが、取り付ける位置が天板の下ということもあり、実利用上はまったく気にならない