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シゴトハッカーズ:
通勤電車で締め切りを強制的に作るのだ (1/3)
何かを習慣にしようと思っても普通は挫折しますよね。うまく軌道に乗せるには、身近な制約を活用してみましょう。たとえば通勤電車とか。2人の達人が体験を語ります。

大橋さん、佐々木さん、物事を継続するために、通勤電車をうまく使う方法があると聞いたのですが、どんな方法でしょう。教えてください!

移動時間というのは両手がふさがっていたり、電車の乗り換えや階段など、なにかと注意を奪われやすく、思った以上にうまく使えないものです。電車に乗ってしまえば、本を読んだり、ケータイやiPhoneなどでメモやメールの読み書きしたりといった、ちょっとした作業はできますが、時間が限られていますからできることには限界があります。
でも、この制約に意味があります。まず、毎日通勤にドアツードアで50分かかっているなら、この時間は毎日間違いなく確保できることになります。そこで、やりたいと思っているのになかなかできないことについては、この時間でやるようにするのです。例えば、英語の勉強であれば、家を出てから電車に乗るまでの間はヘッドホンで音声コンテンツを聴き、電車に乗ってから会社の最寄り駅に着くまでは、直前まで聴いていた音声のテキストを読むようにします。
こうすることで、電車に乗るまではテキストを見たくても見られませんから、何とかして聴き取ろうとしますし、電車に乗り込むまで、という締め切りが生まれますから集中力も高まります。一方、電車に乗り込めば、今度は聴き取り結果をテキストと突き合わせてチェックできますが、それができるのは会社の最寄り駅に着くまでという締め切りが設定されます。やはり集中できるでしょう。最後は、会社まで復習がてら同じコンテンツを聞くことで、記憶の定着を図ることができます。
ポイントは、時間枠が自分の意志とは無関係に設定されていることと、何もしなくてもその時間枠が向こうからやってくる、ということです。英語の勉強以外にも応用できるはずです。

締め切りが強制的にできること、これが重要だということですね。

ここで推奨されている行動は、基本的にインプット系の活動が主です。それは、制約の多い環境で行動しているために、そもそも、メールに返信するだとか、プレゼンの資料を作成するだとかいった、成果をあげる作業を完遂するには、向かない状況にあるからです。例えば英語の勉強ということでも、「聞く」と「読む」になっているのは、そういうことでしょう。時間的な制約と、空間的な制約が、インプット作業に集中する上で、むしろメリットとして働くということです。
[大橋悦夫、佐々木正悟,ITmedia]
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