管理者なしの中小でもNASを――リコーが容量1Tバイトの「LANフォルダ」

リコーのSMB向け「NETBegin BBパック」に、NASの構築や保守を行うサービスが追加。システム管理者の確保が難しい中堅・中小事業所でもNAS環境を利用できるという。

» 2008年10月15日 18時07分 公開
[鷹木創,ITmedia]

 リコーは10月14日、同社の中堅・中小事業所向け「NETBegin BBパック」のユーザー向けに、ファイル共有環境の構築や保守を行う「NETBegin BBパック LANフォルダ」の提供を開始した。利用料は初期費用12万3900円、月額6300円。このほか、NETBegin BBパックの利用料が別途必要だ。

 NETBegin BBパックは、ブロードバンド環境の構築やネットワーク設定、障害時の保守対応までをパッケージ化したサービス。今回のNETBegin BBパック LANフォルダでは、NAS(ネットワーク接続型HDD)を用いたファイル共有環境の構築や共有フォルダ/ショートカットなどの設定、保守対応までをパッケージ化した。

 NASのHDD容量は1Tバイト(使用可能領域は750Gバイト)で、無停電電源装置(UPS)も標準で用意。RAID5を採用することで信頼性も高めたという。リコースタッフが訪問して設置や保守を行い、個別のアクセス権のほか、個人用フォルダや共有できるフォルダも設定する。

 このほか、容量1Tバイトの外付けHDDを追加し、RAID5+1で運用する「NETBegin BBパック LANフォルダ ミラーリングモデル」も用意した。こちらの利用料は初期費用17万6400円、月額8400円。

 リコーによると、システム管理者の確保が難しい中堅・中小事業所でも「事業所内の複数のPC間でデータを共有したい」「万が一のPCの故障に備えデータを安全に保存したい」といった要望があったという。

 なおNETBegin BBパックの利用料は、5台のPCでインターネット接続、LANの設定、ホスティングウイルス対策を行う場合、初期費用は8万9250円、月額1万2600円となり、この利用料にLANフォルダの利用料が加算される仕組みだ。

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