パスワード管理と名刺管理【チュートリアル編】シゴトハッカーズ(1/2 ページ)

とても高機能なツールをスマートに使いこなしている人を見ると、憧れは生まれても実践には結びつかないことも多いですね。筆者2人が実践している容易な方法――Windowsアプリケーションと、iPod touch、iPhoneの活用について解説します。

» 2008年10月10日 00時05分 公開
[大橋悦夫、佐々木正悟,ITmedia]

パスワード総合管理(大橋)

 パスワード総合管理は、文字通り、パスワードを総合的に管理するためのソフトウェアです。筆者は、本ソフトを10年以上(1999年7月25日より)使用しています。

 このソフトが管理するのはIDとパスワードの情報。例えば、WebサービスのIDとパスワード、ネット銀行の口座番号と暗証番号、クレジットカードの番号と有効期限など、PCを使う中で入力を求められるあらゆる「秘密文字列」です。

 以下、実際に使うシーンを追いながら、パスワード総合管理の使い方をご紹介します。

1.いつも使っているパスワード情報が格納されたファイルを開く。開こうとすると、マスターパスワードを問われる。

2.無事マスターパスワードの認証を通ると、一覧画面が表示される。

3.項目を1つ開いたところ。IDとパスワードのほか、「補足欄」はちょっとしたメモなどに自由に使える。ログインに必要な情報とは別に、取引中に求められる暗証番号などをメモしておくといいだろう。

4.パスワードは、使用文字種やけた数などを指定して、ルーレットを回すようにランダムな文字列を自動生成させることができる。

5.IDやパスワードをはじめ、あらゆるデータの変更が記録される。特にオンライン銀行では、定期的にパスワードの変更を促してくるが、新しいパスワードを生成後にコピー&ペーストミスなどで誤って古いパスワードを失ったりした場合に、過去にさかのぼって“救出”することができる。筆者自身もこの履歴機能のおかげで何度か救われた経験がある。

6.マスターパスワードを間違えた場合はもちろん、ファイルを別のフォルダやドライブに移動させた場合も“ロック”がかかり、開けなくなる。ファイルを盗み出しても、別のPCでは開くことができないのだ。


7.マスターパスワードの設定画面。このように日本語の文章でもOK。

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