リコーのA3カラープリンタ8機種 毎分カラー50枚、LEDの省スペースモデルも仕事耕具

リコーは、カラープリンタ「IPSiO SP Cシリーズ」の新製品を発表した。省スペースで毎分カラー30枚印刷の「C721」や、新トナーを採用し毎分カラー50枚印刷の「C821」など、8モデルをそろえる。

» 2008年10月08日 14時25分 公開
[杉本吏,ITmedia]

 リコーは10月7日、カラープリンタ「IPSiO SP Cシリーズ」の新製品8モデルを発表した。10月15日から順次発売し、価格は11万5000円前後から。対応OSはWindows Vista/XP/2000/Server 2003/2008で、C710eのみ、Windows OSに加えてMac OS 9.0以降/X10.3以降でも利用できる。

LEDで省スペース、カラー毎分30枚の「SP C721」

IPSiO SP C721

 C721/C721M、C720は、A3対応のカラーLEDプリンタ。本体サイズは485×576×343ミリ(幅×奥行き×高さ)とA3対応機の中ではコンパクトで、デスクサイドにも設置できる。「部署やプロジェクトチームなどのワークグループに置く共有プリンタとして、モノクロ機からの買い替えにおすすめ」(リコー)だという。

 印刷速度はC721/C721Mが毎分カラー30枚、モノクロ32枚(A4ヨコ送り時)で、C720が毎分カラー26枚、モノクロ32枚。給紙容量はトレイに普通紙300枚、手差しトレイに普通紙100枚となっている。インタフェースはUSB2.0とEthernet(100BASE-TX/10BASE-T)で、C721はUSBホスト機能も備えている。

 なお、C721とC721Mの違いは、保守契約を複数から選べる(C721)か、毎月の出力枚数に応じたM-PaC保守のみ(C721M)かという点。端末の機能自体に違いはない。

製品名 価格 最高印刷速度
(毎分A4ヨコ送り時)
給紙枚数 サイズ
(幅×奥行き×高さ)
重さ 発売
C721/C721M 20万7900円 カラー30枚、モノクロ32枚 トレイ300枚、手差しトレイ100枚 485×576×343ミリ 約35キロ 10月15日/12月15日
C720 16万5900円 カラー26枚、モノクロ32枚 10月15日

カラー毎分50枚、新トナーで画質も向上した「C821」

IPSiO SP C821

 上位モデルであるC821/C821M、C820/C820Mは、A3対応のカラーレーザープリンタ。印刷速度はC821/C821Mがカラー毎分50枚、モノクロ50枚で、C820/C820Mがカラー毎分40枚、モノクロ40枚となっている。給紙容量はトレイに550枚×2、手差しトレイに100枚となっている。

 新開発の「新カラーPxP(ピー・エックス・ピー)トナー」を採用し、より低温でのトナー定着が可能になった。これにより省エネ性能が向上したほか、定着ローラーの温度を素早く上げる独自技術「カラーQSU」によって、印刷速度も向上した。新カラーPxPトナーは、小さく均一な粒状により細部やグラデーションの再現性が向上し、ベタ部分の色ムラを抑えられるという。

 インタフェースはUSB2.0とEthernet(100BASE-TX/10BASE-T)で、USBホスト機能を搭載している。

製品名 価格 最高印刷速度
(毎分A4ヨコ送り時)
給紙枚数 サイズ
(幅×奥行き×高さ)
重さ 発売
C821/C821M 47万400円 カラー50枚、モノクロ50枚 トレイ550枚×2、手差しトレイ100枚 670×670×640ミリ 約97キロ 10月31日
C820/C820M 31万2900円 カラー40枚、モノクロ40枚

低価格でA3対応、カラー毎分26枚の「C710e」

 Mac OSにも標準対応したC710eは、コストパフォーマンスを重視したA3カラーLEDプリンタ。店頭価格は11万円〜12万円程度の見込みで、印刷速度はカラー毎分26枚、モノクロ32枚となっている。本体は494×593×341とデスクサイドにおけるコンパクトサイズで、SOHOや事業所、店舗などの小規模利用にも適しているという。

製品名 実売価格 最高印刷速度
(毎分A4ヨコ送り時)
給紙枚数 サイズ
(幅×奥行き×高さ)
重さ 発売
C710e 11万〜12万円程度 カラー26枚、モノクロ32枚 トレイ300枚、手差しトレイ100枚 494×593×341ミリ 約35キロ 12月5日

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