リコーは、カラープリンタ「IPSiO SP Cシリーズ」の新製品を発表した。省スペースで毎分カラー30枚印刷の「C721」や、新トナーを採用し毎分カラー50枚印刷の「C821」など、8モデルをそろえる。
リコーは10月7日、カラープリンタ「IPSiO SP Cシリーズ」の新製品8モデルを発表した。10月15日から順次発売し、価格は11万5000円前後から。対応OSはWindows Vista/XP/2000/Server 2003/2008で、C710eのみ、Windows OSに加えてMac OS 9.0以降/X10.3以降でも利用できる。
C721/C721M、C720は、A3対応のカラーLEDプリンタ。本体サイズは485×576×343ミリ(幅×奥行き×高さ)とA3対応機の中ではコンパクトで、デスクサイドにも設置できる。「部署やプロジェクトチームなどのワークグループに置く共有プリンタとして、モノクロ機からの買い替えにおすすめ」(リコー)だという。
印刷速度はC721/C721Mが毎分カラー30枚、モノクロ32枚(A4ヨコ送り時)で、C720が毎分カラー26枚、モノクロ32枚。給紙容量はトレイに普通紙300枚、手差しトレイに普通紙100枚となっている。インタフェースはUSB2.0とEthernet(100BASE-TX/10BASE-T)で、C721はUSBホスト機能も備えている。
なお、C721とC721Mの違いは、保守契約を複数から選べる(C721)か、毎月の出力枚数に応じたM-PaC保守のみ(C721M)かという点。端末の機能自体に違いはない。
製品名 | 価格 | 最高印刷速度 (毎分A4ヨコ送り時) |
給紙枚数 | サイズ (幅×奥行き×高さ) |
重さ | 発売 |
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C721/C721M | 20万7900円 | カラー30枚、モノクロ32枚 | トレイ300枚、手差しトレイ100枚 | 485×576×343ミリ | 約35キロ | 10月15日/12月15日 |
C720 | 16万5900円 | カラー26枚、モノクロ32枚 | 10月15日 | |||
上位モデルであるC821/C821M、C820/C820Mは、A3対応のカラーレーザープリンタ。印刷速度はC821/C821Mがカラー毎分50枚、モノクロ50枚で、C820/C820Mがカラー毎分40枚、モノクロ40枚となっている。給紙容量はトレイに550枚×2、手差しトレイに100枚となっている。
新開発の「新カラーPxP(ピー・エックス・ピー)トナー」を採用し、より低温でのトナー定着が可能になった。これにより省エネ性能が向上したほか、定着ローラーの温度を素早く上げる独自技術「カラーQSU」によって、印刷速度も向上した。新カラーPxPトナーは、小さく均一な粒状により細部やグラデーションの再現性が向上し、ベタ部分の色ムラを抑えられるという。
インタフェースはUSB2.0とEthernet(100BASE-TX/10BASE-T)で、USBホスト機能を搭載している。
製品名 | 価格 | 最高印刷速度 (毎分A4ヨコ送り時) |
給紙枚数 | サイズ (幅×奥行き×高さ) |
重さ | 発売 |
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C821/C821M | 47万400円 | カラー50枚、モノクロ50枚 | トレイ550枚×2、手差しトレイ100枚 | 670×670×640ミリ | 約97キロ | 10月31日 |
C820/C820M | 31万2900円 | カラー40枚、モノクロ40枚 | ||||
Mac OSにも標準対応したC710eは、コストパフォーマンスを重視したA3カラーLEDプリンタ。店頭価格は11万円〜12万円程度の見込みで、印刷速度はカラー毎分26枚、モノクロ32枚となっている。本体は494×593×341とデスクサイドにおけるコンパクトサイズで、SOHOや事業所、店舗などの小規模利用にも適しているという。
製品名 | 実売価格 | 最高印刷速度 (毎分A4ヨコ送り時) |
給紙枚数 | サイズ (幅×奥行き×高さ) |
重さ | 発売 |
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C710e | 11万〜12万円程度 | カラー26枚、モノクロ32枚 | トレイ300枚、手差しトレイ100枚 | 494×593×341ミリ | 約35キロ | 12月5日 |
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