転ばぬ先のバックアップ【チュートリアル編】シゴトハッカーズ(1/2 ページ)

バックアップは定期的な健康診断のようなもの。面倒なのは間違いないので、自動化するのが基本だ。オンラインへのバックアップ、ローカルHDDへのバックアップのためのツールを解説する。

» 2008年09月26日 22時45分 公開
[大橋悦夫、佐々木正悟,ITmedia]

 仕事の大半がPCで行われるようになった今、仕事のよしあしはPCの“体調”に大きく左右されるといっても過言ではありません。常にPCをベストなコンディションに整えておくことは、ビジネスパーソンが定期的に健康診断を受けて“メンテナンス”を欠かさないようにするのと同じくらい重要です。

 そんな中、簡単にできてすぐに効果を発揮するのがデータのバックアップです。とはいえ、バックアップの作業自体は単調なものであり、よほど気にしていない限りはうっかり忘れてしまうことが多いと思います。「バックアップを取っていなかった時に限ってHDDに障害が起こる」といった「マーフィーの法則」をよく耳にするのは、こういった事情があるのでしょう。

 そこで、データのバックアップは、特別な事情がない限りは自動化することをおすすめします。自動化に使うツールとして、今回は対談で出てきたオンラインツールとローカルツールをそれぞれ1つずつご紹介します。

SugarSyncの使い方(佐々木)

 SugarSyncは「SugarSyncマネージャー」というローカルソフトを使うネット上の同期サービスです。同期を取りたいすべてのPCに「SugarSyncマネージャー」をインストールして利用します。Mac OSでも利用可能です。

 メイン画面は、簡易なエクスプローラのようになっています。設定で登録したフォルダの入ったPCは、ルートドライブのように表示されます。

 登録されたフォルダ内のファイルが更新されれば、ほぼリアルタイムで更新状況が反映されます。したがって、インターネットに接続できる状況にあれば、「SugarSyncマネージャー」を通じて、常に登録したフォルダの内容が同期されるという仕組みです。

SugarSyncマネージャーのメイン画面
同期を取るフォルダの設定

 上の図のように、同期を取るフォルダはPC内のどのフォルダでもかまいません。ただし、容量ごとに価格が変わってきますから、必要に応じてフォルダを選択するようにします。

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