カラー毎分37枚 1万5000円のA4インクジェットプリンタ「PX-201」、エプソンからチーム用ビジネスプリンタ選び、8つのポイント

セイコーエプソンは、次世代カラリオシリーズとして、A4インクジェットプリンタのビジネスユースモデル2種を発売する。

» 2008年09月19日 12時00分 公開
[豊島美幸,ITmedia]

 セイコーエプソンは10月8日、カラリオシリーズのビジネスユースモデルとして、A4インクジェットプリンタの「PX-101」と「PX-201」の2機種を発売する。オープンプライスで、実売価格はそれぞれ約1万円、約1万5000円の予定だ。

(左)PX-101、(左)PX-201

 PX-201はA4インクジェットプリンタ。エプソンの単機能プリンタでは初めて有線/無線LANを標準搭載した。カラーで毎分37枚、モノクロで毎分38枚、A4コピー用紙を印刷できる。

 インクはにじみにくい顔料タイプの「つよインク200X」を使う。ブラック、マゼンタ、シアン、イエローの4色のカートリッジは、ブラックのみ、これまでの2倍だという大容量カートリッジ「ICBK56」を採用した。

 文字が主体のビジネス文書の印刷では、ブラックインクカートリッジの交換頻度がほかの色より高くなりがち。「交換がわずらわしい」というユーザーの声を反映したという。

 また、カラーインクが切れた場合、モノクロ印刷できる機能「黒だけでモード」を搭載。これまでは印刷途中でカラーインクが切れると、その時点で印刷ができなくなっていたが、途中で印刷できなくなる不便さの改善を求めるユーザーの声を反映したという。

(左)右側が、従来タイプ(左側)の2倍以上の容量となったインクカートリッジ「ICBK56」。オープンプライスで実売価格は2100円の予定。(右)カラーインクが切れた時に出現するアラート画面

 一方、PX-101もA4インクジェットプリンタ。従来モデル「V-780」の後継機でプリンタドライバを刷新した。A4コピー用紙を印刷した場合の印刷速度は、カラーでは従来通り毎分20枚だが、モノクロではこれまでより毎分1枚増え、38枚になった。なお、こちらのモデルは有線/無線LANはオプションとなっている。

 収納時の本体サイズはPX-201、PX-101とも435×250×161ミリ(幅×奥行き×高さ)。重さはそれぞれ約4.0キロ、約3.9キロ。重さは本体のみで、インクカートリッジや電源ケーブルは含んでいない。

 エプソンではこのほか、「EP-801A」など、ホームユースタイプのA4インクジェットプリンタ5機種も発売する。EP-801Aはオープンプライスで、実売価格は約3万円の予定。イタリアのデザイン事務所とコラボレートし、インテリアに溶け込むシンプルなデザインを採用した。

 さらに、ホームユースタイプに付いているCD/DVDのレーベル印刷機能と、ビジネスタイプで追求している高速印刷を兼ね備えたA4インクジェットプリンタ「EP-301」も発売する。実売価格は約1万5000円の予定。こちらはA4用紙での印刷時、カラー毎分38枚、モノクロ毎分37枚を印刷する。

(左)EP-801A、(右)EP-301

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