オリンパス、3万円台で“生録”も楽しめる「Voice-Trek」仕事耕具

オリンパスイメージングは、ICレコーダー「Voice-Trek」シリーズに3機種を追加する。最上位機種となる「DS-71」は、WMA録音に加えて、高音質のリニアPCM録音が可能だ。

» 2008年09月11日 15時02分 公開
[杉本吏,ITmedia]

 オリンパスイメージングは、ICレコーダー「Voice-Trek」シリーズに3機種を追加する。最上位モデルとなる「DS-71」は、WMA録音に加えて、高音質のリニアPCM録音が可能だ。発売は10月中旬で、店頭価格はDS-71(4Gバイト)が3万5000円、DS-61(2Gバイト)が2万5000円、DS-51(1Gバイト)が2万円前後の見込み。

リニアPCM録音に対応した「DS-V71」(左)と、指向性マイク機能やイントロ機能を搭載した「DS-61」「DS-51」(右)

 Voice-Trekシリーズの最上位機種となるDS-71は、WMA録音に加え、音楽CDなどに採用されているリニアPCM(WAV)形式の録音に対応。コンサートなど音質を重視したい場ではリニアPCMを、会議の議事録などに使う場合は長時間録音できるWMAを使うといった使い分けができる。リニアPCM録音をした場合の最大録音時間は約6時間で、WMA最高音質モードの最大録音時間は約67時間。

 指向性マイク機能も強化した。従来機種では、狙った1点を集中的に録音できる「ズーム」のみだったが、今回の3機種はズームに加え、ズームよりも広い範囲を録音できる「ナロー」、さらに広い範囲を録音できる「ワイド」を切り替えられるようになった。

 さらに、フォルダ内のファイルにカーソルを合わせただけで、録音内容の最初の数秒を自動再生する「イントロ機能」を新搭載。聞きたいファイルがどれか分からない場合に、わざわざ再生ボタンを押して確かめる手間を省いた。再生する時間は3秒/5秒/10秒/オフから選べる。語学学習や議事録の書き起こしに便利な早聞き/遅聞き機能も、従来機種の0.5〜1.5倍速から、0.5〜2.0倍速に強化し、ノイズキャンセル機能やローカットフィルターも搭載する。

 3機種ともサイズは37.5×16.0×111.0ミリ(幅×奥行き×高さ)で、重さは80グラム。電源には単四形電池2本を使用する。PCに接続するためのUSBケーブルと、音声ファイル編集ソフト「DSS Player 7」、イヤフォンが付属し、DS-71には本革製のスタンドケースも付属する。

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