「やらなきゃいけないこと」を、忘れずにおくことは、簡単そうで難しいこと。ツールはたくさんありますが、どれをどんな目的で使えばいいのでしょうか? 試行錯誤を繰り返してきた2人の対談から探ります。
Biz.ID 大橋さん、佐々木さん、いつもやらなきゃいけないことを忘れてしまうのですが、リマインダーツールのうまい選び方はないでしょうか?
大橋 「いつもやらなきゃいけないこと」にはいくつかの時間別のレイヤーがあると思っています。大きく分けると次の2つです。
また、リマインダーの先にどのような行動を期待するかによっても分けられます。
さらに、状況という3つめの条件もあります。
これら3つの条件の組み合わせによって、最適なリマインダーツールが決まってきます。例えば、3日後に公開予定のWebサイトについて、その日の夕方に忘れずにチェックしたいような場合は、日をまたいでおり、思い出せばおのずとアクションは起こせるものであり、PCの前に限定されます。このような場合は、PC画面上にリマインドが表示されると便利です。このようなリマインダーは携帯メールで受け取っても、その時にPCの前にいるとは限らないからです。
Biz.ID ということは、無理に1つのリマインダーツールに集約するのではく、ニーズや状況に合わせて複数のツールを使い分けた方がいいのでしょうか?
大橋 そうですね。少なくとも、1つのリマインダーに無理に集約しなくてもいいと思っています。
Biz.ID それぞれの用途に合わせたリマインダーとして、大橋さん、佐々木さんがお使いになっているのは、どんなものですか?
佐々木 私はStickiesという海外のフリーソフトを使っています。今の話の流れからすると、これはPCの前で受け取るリマインダーですね。
このソフトは、付せんにメモ書きした内容を、一定間隔を空けて、リマインドしてくれる機能があるのです。ルーティン的なタスクより、1回だけ処理しなければならないようなものを扱うのに向いているような気がします。
例えば、先日、仕事関係者から、取材内容のとりまとめをするように依頼されたのですが、その依頼を受けた直後にタスクに手がつけられないような場合、締め切りの1日前に、自分にメール内容をリマインドするようにすると、いったん依頼内容のことを忘れることができますし、直前に、PCの前にさえいれば、仕事のことを思い出せます。
Biz.ID 大橋さんは、どんなふうにリマインダーを使い分けているのですか?
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