デスクトップで画像を共有 リコー「quanp」のスライドショーウィジェット

リコーは、オンラインストレージ「quanp」に保存した画像を、PCのデスクトップでスライドショー表示するウィジェット「quanp slideshow」を公開した。共有スペースの画像を指定すれば、友人同士の近況報告にも使えるという。

» 2008年09月11日 12時17分 公開
[杉本吏,ITmedia]

 リコーは9月11日、オンラインストレージ「quanp」に保存した画像を、PCのデスクトップでスライドショー表示するウィジェット「quanp slideshow」を公開した。対応OSはWindows XP/Vistaで、XPでの利用時には.NET Framework 3.0が必要。

デスクトップ上でスライドショーを表示する。メニューはマウスオーバーで表示され、quanp上の画像を直接ダウンロードすることも可能だ

 quanpは、無料コースで1Gバイト、有料コースで100Gバイトまでのデータをアップロードできるオンラインストレージ。アップロードには専用クライアントソフト「quanp.on」を使う方法のほか、ブラウザでアクセスできる「quanp.net」からアップロードしたり、Office用アドインを使ってWordやExcelから直接アップロードができる。

 有料コースのユーザーであれば、アップロードしたファイルの共有スペースである「シェアプレイス」の作成も可能だ。シェアプレイス作成者は、プレイスを共有したい人をquanp IDかメールアドレスで招待し、「閲覧のみ」や「編集も可」などの権限設定をする。編集できる権限で招待されれば、無料コースのユーザーでも、そのシェアプレイスへアップロードできる。

 今回公開した「quanp slideshow」は、指定したプレイス内の画像ファイル(JPG/PNG/BMP/GIF)を、デスクトップ上にスライドショー形式で縮小表示するウィジェット。quanp自体は画像以外のファイルもアップロードできるが、quanp slideshowで閲覧できるのは画像のみとなっている。

 シェアプレイスを指定して、共有メンバーがquanp slideshowをインストールすれば、各自がデスクトップ上でスライドショーを楽しめる。気に入った写真があれば、マウスオーバーしてクリック1つでローカルにダウンロードが可能だ。

 「友人同士でシェアプレイスを共有している場合、プレイスに画像を追加してもあえて通知をしない、といった使い方も面白い」(リコー)。自分の最近の写真を追加しておくだけで、「あ、あの人海行ったんだ」「こんなもの食べたのか」といったように、共有メンバーにさりげなく近況を伝えることができるからだという。

 表示する画像サイズは200×200ピクセルで、1枚あたりの表示時間は10秒。ウィジェットにマウスオーバーすれば、停止/再生ボタンやファイル情報ボタンを表示する。表示可能な上限枚数は100枚までとなっている。

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