株取引感覚で未来予測、「miraix」β版でポイントゲット

miraixは、スポーツや芸能などに関する将来の出来事に対して、ユーザーが結果を予測する“未来予測ゲーム”。予測を的中させると、換金できるポイントがもらえるというWebサービスだ。

» 2008年08月29日 18時38分 公開
[杉本吏,ITmedia]

 予測市場研究所は8月29日、未来に起きる出来事を2択で予測して、的中することで換金できるポイントを貯めていけるWebサービス「miraix(ミライックス)」β版をオープンした。利用には無料の会員登録が必要。

 miraixは、スポーツや芸能などに関する将来の出来事に対して、ユーザーが結果を予測する“未来予測ゲーム”。「9/4 セリーグ、横浜対阪神の結果は?」「12/31 衆議院は年内に解散する?」など、2択で答えられるテーマが設定され、予測を的中させるとポイントをもらえる仕組みだ。貯めたポイントは、ポイント換金Webサービス「PointExchange」を通じて、現金や電子マネー、商品に交換できる。

設定されたテーマに対して、ユーザーは情報を収集して“未来予測”する

(左)ユーザー間で、未来券を売りたい価格と買いたい価格が一致すると、取引が成立する。(右)取引成立価格はチャートとして表示される

 ゲームへの参加方法には2種類あり、2択から結果を選択するだけの「どっち?」と、結果を予測した上で、株券を模した“未来券”をユーザー同士で取引しあう「どうする?」が用意されている。

 「どうする?」に参加するユーザーは、設定された各テーマごとに、はじめに所定のポイントをもらえる。このポイントを使って、2種類の未来券を売り買いする。例えば、「阪神対巨人、どっちが勝つ?」といったテーマであれば、ユーザーは「阪神券」と「巨人券」をそれぞれ手持ちのポイントで購入し、予測締切時までに情報を集める。その情報を参考にして、自分が適切と思う値段で未来券を売り買いするというわけだ。

(左)北京オリンピックの男子バレーボール決勝「アメリカ対ブラジル戦」のチャート。価格が激しく乱高下している。(右)掲示板では、予測に関する情報交換のほか、ゲームの遊び方に関する質問も多い

 スポーツの試合の勝敗がテーマになったときは、予測締切が試合終了時などに設定されていることもある。この場合、試合内容によって未来券の価格は大幅に上下するため、テレビなどで試合を観戦しながら予測を楽しめるという。また、Webサイトに設置された掲示板コンテンツ「miraix広場」では、ユーザー同士で予測に関する意見交換なども可能だ。

 新たに公開したβ版では、使いやすさが向上するようにトップページをリニューアルした。8月28日現在の取引注文数は、1日あたり4000を超えているという。予測市場研究所の鈴木良宏代表取締役は、「スポーツや芸能などの身近な内容を題材にすることで、小中高生などの若年層にも、トレードの面白さを実感してもらえる」としている。

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