フリスクみたいと思って手にとってみると、実は修正テープだった――。そんな修正テープが、都内で開催中の「書く・貼る・捺す・綴じる」展2008に展示されている。
ぺんてるの「KESKY(ケスキー)」
この修正テープはぺんてるの「KESKY(ケスキー)」。中身は通常の5ミリ×6メートルの修正テープなのだが、本体のフォルムが独特だ。大きさは70×32×12ミリの直方体で、底側をスライドさせると修正テープ部分がせり出してくる。そう、フリスクなどのタブレットが入ったミントケースにそっくりなのである。間違った文字を修正して、フリスクならぬKESKYですっきり――となるかもしれない。
9月中旬の発売予定で、価格は336円。別途料金となるが、ケースのスペースを生かした名入れ印刷やシール張りなども注文できる。
底側をスライドさせると修正テープ部分が出てくる
60周年記念のテープカッター「南部」
テープというと忘れてはいけないのが、ニチバンのセロテープ。2008年はセロテープ発売60周年にあたり、記念のテープカッター「南部」も展示していた。
このテープカッター、名前の通り本体に南部鉄を利用しており、2000グラムとずしりと重い。ただ、テープカッターは重くないとテープを引っ張ったときに動いてしまう。そういう意味では、この重さもまた必要なのだという。
また、本体だけでなくテープを装着するプーリーも南部鉄製で、こちらも220グラムの重さだ。ニチバンによると「この重さがテープを引き出す時に適度な負荷になり、心地よい回転を生み出す」という。本体カラーは、赤、青、白、黒の4種類。肝心の価格は6825円――、こちらも財布にずっしりと響く設定だった。
プーリーも南部鉄製
ニチバンでは、(左)押しても引いてものり付けできる「テープのりDS」本体の新カラー(赤、黒、今秋発売)のほか、(右)瀬畑亮氏によるセロテープアートを展示していた
- コクヨが修正テープの新製品、デュアルヘッドで貼りやすく
コクヨS&Tは、修正テープ「ケシピタ(詰め替えタイプ)」を12月17日に発売する。独自に開発の「デュアルヘッド」でテープを貼りやすくなったという。価格は本体が315円、詰め替え用テープが189円。
- 住友スリーエムが修正テープをリニューアル──軽い引き心地を最後まで
住友スリーエムは、「スコッチ」ブランドの「修正テープ 微修正(交換式)」をリニューアルした。「テープの終わりに近づくと、引きが重たくなり最後まで使えない」という指摘を受けて、カートリッジの内部を一部改良。引きの重さを従来品より20%以上低減したという。
- “回す”文房具に注目してみる
「押してダメなら引いてみな」とはよくいうが、「引いてもダメ」ならどうしよう。発想を変えるには「回してみる」のもいいかもしれない――。ギフト・ショー春2008で見かけた、“回す”文房具をご紹介しよう。
- スタイリッシュな新製品、カタログ外の特注品
「書く・貼る・捺す・綴じる」展では、まだ発売されていない新製品や、街中でなかなか見ることもないカタログ外の特注品などが展示されていた。ぺんてるとシヤチハタの新製品、キングジムの特注品を紹介しよう。
- ボールペンの原料に──プレステ、TOTO、伊藤園のお茶の殻をリサイクル
プレイステーションのディスク素材からリサイクルしました──ソニー・ミュージックエンタテインメント社内で配布されているボールペンの中にはこう書かれているものがある。実はこのボールペン、ゼブラの「リサイクル・プロジェクト」による製品なのだ。
- ポイントはキャップ──ホワイトボードマーカー
ホワイトボードマーカーのキャップ──。プレゼンテーションの最中にキャップの開け閉めを煩わしく感じたことはないだろうか。閉めるのをサボって思わずペン先を触ってしまい、手を汚した経験があるのは筆者だけではないはずだ。
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