多数のアプリケーションを起動していると、タスクバーに並んだアプリケーションの順序を入れ替えたくなることがある。こうした場合に便利なソフトを紹介しよう。
Windowsでたくさんのアプリケーションを同時に立ち上げて作業を行っていると、タスクバーに並ぶタスクボタンがどんどん増えていく。同じアプリケーションで複数のウィンドウを立ち上げているのであればグループ化すればよいが、異なるアプリケーションを多数立ち上げている場合は、タスクバーが色とりどりのタスクボタンで埋め尽くされることになる。
これらのタスクボタンは起動した順番に並んでいて、並び替えできない。そのため、たくさんのアプリを起動した状態では、任意のアプリを探す際も時間がかかる上、[Alt]+[Tab]でウィンドウを切り替える際の効率も低下してしまう。Firefoxのタブのように、ドラッグ&ドロップで順序を入れ替えたいと思っている人は多いのではないだろうか。
こうしたタスクボタンの並び替えを実現してくれるのが「Taskbar Shuffle」だ。このソフトを利用すれば、タスクトレイに並んでいるタスクボタンを、ドラッグ&ドロップで任意の順番に並び替えることができるようになる。
任意の順番に並び替えておけば、どのようなアプリが起動中なのかを直感的に理解できるようになるほか、[Alt]+[Tab]でウィンドウを切り替える場合なども、ブラウザ&メール系のアプリケーション、Office系のアプリケーション、といった具合におおまかな区分でまとめておくことにより、より少ない手数で切り替えることができる。タスクボタンの順序を変更するためだけにアプリをいったん終了してから再起動する手間も、これで必要なくなるというわけだ。
いったん導入してしまうと、なぜこれがWindowsの標準機能にないのか、不思議になるくらい違和感なく利用できる。タスクトレイ常駐型のソフトだが、並び替えたいアプリケーションよりも前に起動しておかなくてはいけないといった制限があるわけではないので、必要な時にだけ起動して、並び替えが終わったら終了する、といった使い方も可能だ。
同種のソフトはいくつかあるが、任意のキーを押しながらドロップしなくてはいけないなど、使い方を覚えなければいけないソフトも存在している。その点本ソフトは、シンプルなドラッグ&ドロップだけで操作が完結するので、直感的に分かりやすい。地味に便利なソフトだといえるだろう。
ソフト名 | 対応OS | 利用料 | 作者 |
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Taskbar Shuffle | Windows Vista/XP/2000/NT/95/98 | 無料 | Jay E氏 |
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