ブロックロディアで財布にメモ文具王の「B-Hacks!」

いまやちょっとオシャレめなメモ帳として、なぜかあらゆるジャンルの人から大絶賛のブロックロディア。「N0.08200」については、ちょっと縦長すぎて使い道が分からなかった。そこで、ミシン目から下がちょうど15センチになるように裁断してみると……。

» 2008年07月31日 14時30分 公開
[高畑正幸,ITmedia]
Biz.ID特製のブロックロディア

 鮮やかなオレンジ色の表紙と紫色の方眼。細かいミシン目を切るのが心地よいと、いまやちょっとオシャレめなメモ帳として、なぜかあらゆるジャンルの人から大絶賛のブロックロディア。

 まあ、このメモ帳の紙質やらミシン目やら方眼のコダワリについては、ほかの人に譲る。このブロックロディアには色々なサイズがあるが、その中に1つ、私には何のためにあるのかよく分からないものがある、それが「N0.08200」。74×210ミリという細長いものだ。このメモ、購入者はいったい、どういう用途に使っているのだろう?

 そういえば、ほかならぬBiz.IDの名入りのものを以前に頂いたような……。編集部の人はどうやって使っているんでしょうか? 普通に文章などを書くには明らかに不向きな比率だ。強いて言えば、チェックリストのようなものを作るには向いているかもしれないが、本当にそれだけなのだろうか? これを活用している人がいたらぜひ教えてほしい。少なくとも私はあまりに縦に長すぎて、どうにも使いあぐねてしまう(編集部注:もともとは買い物リストのようです。横長のメモ帳としてキーボードの前に横に寝かせて使うか、もしくは縦に持ってぶら下がりのインタビューなどで使っています!)。

裁断するとちょうどいい「N0.08200」

 しかし、ほかにはあまりないこのサイズ。やはり特殊な用途には向きそうなので、ちょっといじってみた。具体的には、ミシン目の下がちょうど15センチになるように裁断する。

 簡単に書いているが、普通のカッターではちょっと難しいかもしれない。私は業務用の裁断機を使って切り落としている。断裁機は個人で購入するにはいささか無駄に大きくて高価かもしれない。しかし日々、紙と格闘する上では、何かと便利だ。今回の加工もこの道具さえ持っていれば作業はあっという間にできる。

 この15センチという長さ、実は1000円札と同じ長さだ。この大きさなら、財布の中に折りたたまずに必ず入る。用途は当然、備忘録。特に買い物メモだ。


ミシン目の下がちょうど15センチになるように裁断すると、1000円札と同じ長さになる

いつも使いたいから財布とくっつける

 買い物は必ずしも計画したとおりに開始されるとは限らない。仕事の外出でたまたまできた空き時間、目の前は家電量販店、ちょうどいいからフラッと入ったらPC周辺コーナー。そういえば、プリンタのインクが切れかかってたな……買っとくか、と思ったら、ものすごい種類のインクが並んでいる。ハテ……うちのプリンタのインクって、どれだ? ってなことはしょっちゅうなのである。

 ちょっとしたメモを持っていれば……ということはよくある。何かを持ち忘れないコツの1つは、絶対に忘れないものにくっつけること。買い物しようと町まで出かけたとき、あなたがサザエさんでなければ、財布は持っているはずだ。

 ロディアは適度な大きさの方眼だから、縦でも横でも使えるし、チェックリストとして使うにはちょうどいいメモ用紙だ。ここに夕飯の材料、気になった書籍、ほかにも、掃除機のフィルタや蛍光灯など、切れた消耗品など、とにかく近いうちに購入しようと思ったものをメモっておけば、買い忘れを防ぐことができる。

 もちろん、ついでに未記入の紙を何枚か入れておけばメモとして使える。交通費の精算や、仕事のアイデアなど、後で思い出すのが面倒な事柄を思いついたときに書き込めばいい(一緒に、常に携帯できるケータイストラップ型の筆記具をオススメ!)。とっさの時に、十分な面積の書きやすい紙があることはとても重要なのである。

 ほかのメモ用紙はメモ用紙そのものを常に携帯してなかったり、大きな紙は、何度も折りたたんで財布に入れると、財布が分厚く膨れてしまうし、そのままポケットに入れれば、すぐくしゃくしゃになってしまう。やはり定位置があるのはよいことだ。

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著者紹介 高畑正幸(たかばたけ・まさゆき)

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 1974年、香川県生まれ。図画工作と理科が得意な小学生を20年続けて今に至る。TVチャンピオン「全国文房具通選手権」で3連覇中の文具王。現在は文具メーカーに勤務、文房具の企画開発を行っている。2006年「究極の文房具カタログ」上梓。文具サイト「TOWER-STATIONERY」を主催。


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