メール添付のZIPファイルを自動解凍する3分LifeHacking

圧縮ファイルをダウンロードし、そして展開──この作業をひたすら繰り返しているようであれば、「AutoUnpack」で一連の作業を自動化してみよう。

» 2008年07月22日 12時35分 公開
[鷹木創,ITmedia]

 ビジネスシーンにおいて、ファイルを圧縮してメールで送受信する機会は多い。こうしたやりとりが日頃からひんぱんにあると、圧縮されたファイルを展開するというタスクの繰り返しだけで、日常業務の中のけっこうな時間を占めてしまっていることがある。こうした単純作業は、できるだけ何らかのツールを用いて自動化したいところだ。

ダウンロード先のフォルダと、展開先のフォルダは、分けて指定できる。今回は説明のために分かりやすくフォルダを作ってあるが、「デスクトップ」などをそのまま指定しても構わない

 今回紹介する「AutoUnpack」は、指定フォルダを監視して、圧縮ファイルを自動的に展開してくれるソフトだ。メールを受信したのち、添付ファイルを指定のフォルダにダウンロードしておけば、あとの展開作業は自動的に行われる。展開ソフトを手動で立ち上げる手間がかからない分、作業の効率を大幅にアップできるのだ。

 使い方は簡単で、監視対象となるフォルダを指定し、さらに展開先となるフォルダを指定するだけ。ほかにも、展開が終わった元ファイルを削除するか否か、何分間隔でフォルダをチェックするかなど、細かい設定が可能になっている。

 ウイルスチェックなどの機能はとくに搭載されていないので、ダウンロード時にアンチウイルスソフトできちんとスキャンして利用するのがよいだろう。メールソフトによっては、メールの添付ファイルがすべて特定のフォルダに保存されるようになっている場合がある。この保存先のフォルダを「AutoUnpack」の監視対象に指定しておけば、受信したファイルがどんどん展開されていくが、ウイルス対策の観点からはあまりお勧めできない。

(左)メイン画面。ダウンロード先フォルダと展開先フォルダを指定して[Start]ボタンをクリックすると、指定した間隔でダウンロード先フォルダの中身をチェックし、新しい圧縮ファイルが見つかると展開先フォルダへの展開を試みる。(右)設定画面では、展開が完了した元ファイルの処遇や、フォルダのチェック間隔、CPUの負荷に依存した動作設定など、さまざまな設定が行える。

 対応形式はZIP形式のほか、RAR、7z、TSなど。ただし、日本国内ではまだまだ利用されているLZH形式に対応していない。

本日のレシピ
ソフト名 対応OS 利用料 作者
AutoUnpack Windows XP
(編集部で動作確認)
無料 see-and-be氏

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