給与明細は自分で発行――「Web給金帳」がリコーのimagioに対応

給与・賞与明細書などを電子化・自動化するソフト「Web給金帳 V2」が、リコーの複合機「imagio」シリーズに対応した。複合機のタッチパネルから、給与・賞与明細書などをプリントアウトできる。

　インターコムが販売する給与・賞与明細書を電子化・自動化するソフト「Web給金帳 V2」が、リコーの複合機「imagio」シリーズに対応した。複合機のタッチパネルから、給与・賞与明細書などをプリントアウトできる。発売は7月25日で、価格は50クライアントで39万3750円。Windows Vista／Server 2003／XP／2000で利用できる。

タッチパネルからIDとパスワードを入力してログインし、明細書をプリントアウトしたい月を選択する

　インターコムの「Web給金帳 V2」は、給与・賞与明細書などを、メールクライアントソフトやWebブラウザで閲覧可能にするソフト。明細書の作成や配布業務を電子化・自動化することで、総務や経理部門の負担軽減やコスト削減に効果的だという。

　今回発表した新製品では、電子化した明細書データをリコーの複合機であるimagioにネットワーク配信する。ユーザーはimagioを端末として、「銀行のATMのような操作で」（インターコム）明細書をプリントアウトできる仕組みだ。

　市販の給与管理ソフトのデータベースから給与データをインポートすると、自動で明細書のPDFファイルが作成されて配信用サーバーに転送される。受給者はimagioのタッチパネル画面からID・パスワードを入力し、明細書を取得したい月を選択して、明細書を直接プリントアウトする。

　受給者本人がID・パスワードを入力して明細書を出力するため、他人に間違えて配付されることや、配付の過程で紛失するなどの問題を防げるという。明細書データは、PCや携帯電話へのメール配信や専用Webサイトへログインして閲覧する形式でも配信できる。

　利用できる給与管理ソフトは「給与奉行」「PCA給与」「給与大臣」「SMILEαAD給与管理」の4つで、それぞれに対応するパッケージ版を用意する。imagioで利用するためには、オプションの「imagio Webアクセスカード」（10万2900円）と「imagio PS3カード」（15万2250円）が必要。