PFUが業務用ネットワークスキャナ新ブランド、第1弾は「iScanner fi-6010N」仕事耕具

PFUは、業務用ネットワークスキャナ「iScanner fi-6010N」を発売した。価格は31万5000円。インターネットに直接接続できるネットワークスキャナの新ブランド「iScanner」の第1弾。

» 2008年07月14日 14時23分 公開
[鷹木創,ITmedia]
iScanner fi-6010N

 PFUは7月14日、業務用ネットワークスキャナ「iScanner fi-6010N」を発売した。価格は31万5000円。PFUが2007年8月に発売したネットワークスキャナ「fi-6000NS」の後継機で、インターネットに直接接続できるネットワークスキャナの新ブランド「iScanner」の第1弾となる。

 fi-6010Nは、A4対応カラーの自動給紙式(ADF:Automatic Document Feeder)ネットワークスキャナ。オプションのキャリアシート(2500円)を装着することでA3サイズまで対応する。スキャン速度はA4縦カラー(200dpi)の片面で毎分25枚、同じく両面では毎分50面。本体には8.4インチのタッチパネル液晶を搭載している。本体サイズは315×415×281ミリ(幅×奥行き×高さ)。重さは13キロ。

 数百台といった大量のネットワークスキャナを導入・運用する場合に一括管理できる「集中管理機能」を搭載した。ユーザーごとに利用できる機能を制限する設定も一括で可能だ。スキャンしたデータのメール送信や印刷、ファックス送信、ファイル保存などを業務ごとに連続して行える「ジョブ機能」も搭載した。こちらもユーザー権限に応じた一元管理ができるようになっている。

 また、データ暗号化技術によるファイル転送「FTPS」(File Transfer Protocol over SSL/TLS)や認証データを暗号化する「LDAPS」(Lightweight Directory Access Protocol over SSL/TLS)をサポート。PFUによると「操作ディスプレイ付きネットワークスキャナでは世界に先駆けて」の実装だという。

 なお、これらの管理ツールはMac OS環境では利用できない。対応OSは、Windows XP/Vistaのほか、Windows Server 2003/2008となっている。

 このほかオプションで開発キット「fi-6010N SDK」(20万7900円)も提供。マイクロソフトの「.NET Framework 3.5」に対応し、業務クライアントアプリケーションの開発を支援するとしている。

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