フォルダをロックして流出防止 ファイルアクセス制御ソフト

ライフボートは、WinnyやShareなどのプログラムから、指定のファイルやフォルダへのアクセスをブロックするセキュリティソフトを発売する。重要なファイルを指定しておけば、誤ってファイルをメールで送信したり、Web上に公開してしまうことを防げる。

» 2008年05月26日 13時03分 公開
[杉本吏,ITmedia]

 ライフボートは、P2Pソフトなど特定のプログラムから、指定したフォルダへのアクセスをブロックする「簡単フォルダーロック+FL」を6月27日に発売する。ファイル暗号化ソフト「キチッと秘密ファイルロック」とファイルアクセスログ記録ソフト「シッカリ記録アクセスログ Version 1.5」を1つのパッケージにまとめた。価格は8190円。

 簡単フォルダーロックは、WinnyShareといったP2Pプログラムなどから、指定のファイルやフォルダへのアクセスをブロックし、情報漏えいを防ぐセキュリティソフト。初期状態では主だったP2Pソフト、メールクライアントソフト、ブラウザ、メッセンジャーソフトなどが、監視対象のプログラムとして登録されている。これらのプログラムを1つでも起動しているときには、指定したファイルやフォルダへのアクセスを制限する仕組みだ。仕事で使う重要なファイルなどを指定しておけば、誤ってファイルをメールで送信したり、Web上に公開してしまうことを防げる。

 監視対象となるプログラムの追加や削除もできる。指定したファイルやフォルダに対して、特定のプログラムからのアクセスのみをブロックする機能も備える。加えて、簡単フォルダーロック自体を終了したり、設定変更したりする際に、パスワードの入力を求める「アーマーモード」を搭載。

 万が一のファイル流出に備えてファイルを暗号化する「キチッと秘密ファイルロック」と、ログオン・ログオフ情報やハードウェアの追加と削除・ファイルアクセス・インターネットアクセス・キーボード操作などのログを記録できる「シッカリ記録アクセスログ Version 1.5」を同梱し、価格は8190円。5ライセンス版、25ライセンス版、100ライセンス版も用意し、価格はそれぞれ2万9400円、13万4400円、50万4000円としている。対応OSはWindows Vista/XP(SP2以上)/2000(SP4以上)で、64ビット版には未対応。

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