中長期的な課題に取り組み続けるには?【問題編】シゴトハック研究所

最優先すべき課題をリストアップしたウィリアム。次にマサヨシ課長が指示したのは……。

» 2008年05月15日 12時13分 公開
[大橋悦夫,ITmedia]
    マンガ:ふじたきりん(過去のマンガ)

 前回のマサヨシ課長のアドバイスに従って、最優先すべき課題のリストアップ作業に取り組んだウィリアム。次なる助言をマサヨシ課長に仰ぎます。

ウィリアム 課長、とりあえず課題をリストしてみました。ちょっと見ていただけますか?

マサヨシ課長 ウム、早いね。どれどれ……。

ウィリアム 思ったより少なかったです。

マサヨシ課長 なるほど、興味深いね。

ウィリアム 課題が分かったことで以前よりも問題にフォーカスできている感じなんですが、いざ取り組もうとするとどうすればいいか迷ってしまうんですよね。

マサヨシ課長 だろうね。

ウィリアム 何かいい方法はありませんか?

マサヨシ課長 まず、どんな課題が取りかかりにくいのかを明らかにする必要があるな。中には課題であることに気づいた途端に解決に向かうものもあるだろう。

ウィリアム つまり、課題のレーティングですね。

タカフミ君 レーティング?

マサヨシ課長 重みづけだ。

タカフミ君 あぁー。じゃぁ、そのためには基準がいりますね。僕の場合は、なかなか取りかかれない課題は飽きていることが多いので、「飽きているかどうか」かな。例えば、「早起き」はずーっと課題ですけど、もはや考えるのもおっくうなくらいですから。

カホコさん 私は「覚えていられるかどうか」ですね。当たりまえですけど、忘れちゃったら取り組みようがないですから。

ウィリアム なるほど〜。でも、1つの基準だけではさばききれないかもしれませんね。

マサヨシ課長 そう。基準は1つには決まらないし、決める必要もない。大切なのは課題に向き合い続けることだ。そのためのちょっとしたコツを紹介しよう。

筆者:大橋悦夫

1974年、東京生まれ。ブログ「シゴタノ!仕事を楽しくする研究日誌」主宰。学生時代よりビジネス書を読みあさり、システム手帳の使い方やスケジュール管理の方法、情報整理のノウハウなどの仕事術を実践を通して研究。その後、ソフトウェアエンジニア、テクニカルライター、専門学校講師などを経て、現在は仕事のスピードアップ・効率アップのためのセミナーや研修を手がける。デジタリハリウッド講師。著書に『「手帳ブログ」のススメ』(翔泳社)『スピードハックス 仕事のスピードをいきなり3倍にする技術』『チームハックス 仕事のパフォーマンスを3倍に上げる技術』『そろそろ本気で継続力をモノにする!』、近著に『Life Hacks PRESS vol.2』『LIVE HACKS! 今を大切にして成果を5倍にする「時間畑の法則」』がある。


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