PCの作業は目を酷使する。毎日の激務で視力が低下している可能性は否定できないし、実際に視力の低下を感じる人もいるだろう。そこで、PCの画面上で手軽に視力測定が行えるツールを紹介しよう。
毎日PCを使っていると、ふと視力の低下を感じることがある。たとえ定期健診などで視力を把握していても、日々の激務の中で視力がどんどん低下している可能性は否定できない。もしオフィスの照明などが影響しているようであれば、早めに環境を変えるなどの手を打たないと、取り返しがつかないことになるかもしれない。
こうした場合、PC上で行える視力測定ツールを試してみるとよい。いずれもC型の輪(いわゆるランドルト環)を表示し、1人でも手軽に視力の測定が行えるというものだ。これなら、会社の定期健診を待たずとも、気になった時に視力をチェックできる。
最初に紹介するのは、「アイポータル」が公開している「視力検査Flash」だ。まず10円玉を用いて画面サイズとのキャリブレーションを実施したのち、画面から目までの距離を50センチ、1メートル、3メートルの中から選ぶ。ランドルト環が次々と表示されていくので、隙間が空いている向きをマウスクリックで回答していく。2回間違うとそこで終了し、現在の視力として表示されるというものだ。
あくまで視力回復手術につなげるコンテンツであるためか、視力が最大でも1.5までしか対応していないのが難点だが、ソフトのインストールもなく利用できるのは手軽。不意に視力の衰えを感じた時など、ちょっと試してみたい場合にぴったりだ。
サービス名 | 利用料 | 提供元 |
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視力検査Flash | 無料 | アイポータル |
もっと本格的にチェックしたい方には、視力0.02から3.0(!)まで対応したフリーソフト「視力検査ツール」がオススメだ。画面までの距離も50センチ~10メートルと幅広いうえ、表示モードも自動と手動を用意しているので、2人以上での測定も可能だ。
表示方法はさきほどの「視力検査Flash」とは少々異なり、指定した視力について3回連続でランドルト環を表示し、2問以上正解すると1つ上の視力に進める、というものだ。表示時間の制限も設定できるので、ちょっとしたクイズ感覚を味わえる。
ソフトをインストールする必要はあるものの、一度行ったキャリブレーション設定は保存されるので、使うたびに画面サイズを測り直す手間がかからないのがよい。定期的に視力を測定するといった用途に向いていると言える。1日の仕事が始まる前と終わった後とで視力の変化を比べてみるなど、違った“楽しみ方”もありそうだ。
ソフト名 | 対応OS | 利用料 | 作者 |
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視力検査ツール | Windows 98/Me/2000/XP以降 ※「.NET Framework 2.0」が必要 |
無料 | くりぼっくり氏 |
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