数式処理・数式モデル設計ソフト「Maple 12 日本語版」発売

サイバネットシステムは、数式処理・数式モデル設計ソフトウェア「Maple 12 日本語版」を発売した。汎用的なCADシステムとのダイレクトインタフェース機能が追加されている。

　サイバネットシステムは5月7日、カナダMaplesoftが開発、販売する数式処理・数式モデル設計環境“Maple”の最新バージョン「Maple 12 日本語版」の販売を開始した。5月下旬より順次出荷する。

　Mapleは自動車、電気・電子、通信、金融をはじめとした分野の各種解析、設計や理学系、工学系大学での教育や研究で利用されている数式処理技術をベースにした技術計算ソフトウェア。最新版では、SolidWorksやAutodeskなど汎用的なCADシステムとのダイレクトインタフェース機能を新たに追加している。またDynamicSystemsパッケージを追加し、制御系設計・解析など線形時不変系モデルへの解析機能を新たに追加するなど、新しい解析ツール群が提供された。

　Maple 12には、一般企業・官公庁・個人向けの「Maple 12 プロフェッショナル」と、教育機関向け「Maple 12 アカデミック」の2種類のパッケージがある。価格はプロフェッショナル版が32万8000円から、アカデミック版が18万8000円から。