ガンガン教えてください!!――学習者に学ぶ姿勢ができたとすると、次に問われるのは「教える側」の準備。「先生」の教え方が下手だったら、学習成果は上がりません。まずは「キー・フレーズ・リスト」を作っておきましょう。
“専門知識の教育”をテーマにとことん解説するこの連載。前回は「潜在能力」という観点で「学習者」の側の問題について下記のようなことを書きました。
それでは学習者のほうが学ぶテーマに「熱中」して、「勉強します!! ガンガン教えてください!!」と、食らいつくように学ぶ姿勢ができた、としましょう。すると、次に問われるのは「教える側」の準備の良否です。いくら学習者のほうに準備ができていたとしても、「先生」の教え方が下手だったら、学習成果は上がりませんね。
図1は、学ぶ準備のできた学習者に対して「先生」が教える場面のイメージです。「インストラクション」というのは、
といった「教える」本番の活動そのもので、要するに先生が教室に来てしゃべっているところのイメージです。
しかし、その「インストラクション」をするために「先生」はその前に準備をしておかなければなりません。図1では大きな「?」の部分ですが、果たしてどんな準備が必要なのでしょうか?
今回は、この「先生がしておく準備」の中でも比較的簡単なわりに効果が大きい、「キー・フレーズ・リスト」というものを紹介します。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.