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脱・不眠――電子念佛機に癒やしのループ音を入れたプレーヤー「ブッダマシーン」
4月2週目に突入した。緊張しどおしの仕事から開放された帰宅後も、“バタンキュー”どころか神経が高ぶって寝つけない。そんなとき緊張をほぐしてくれるかもしれない、小型スピーカー付きのポータブルプレーヤー「ブッダマシーン」を紹介しよう。
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2008年04月01日〜2008年04月07日
4月も2週目。まだまだ新しい仕事環境を前に、緊張の糸をめいっぱい張って日常に臨んでいる人も多い。そのため帰宅後に布団に入った後もなお、神経が高ぶったまま寝つけない人もいるだろう。
念仏を聞くための電子念佛機に癒やしの音を入れ、「ブッダマシーン」に
パッケージに記載してある全9タイトル
この四角い箱が「ブッダマシーン」。約57×25×92ミリ(幅×奥行き×高さ)。単三乾電池2本かACアダプターで駆動する。黒のほか紅、桃、藍、緑、橙、白のビビッドな全7色そこでお勧めしたいのが「ブッダマシーン」というポータブルプレーヤーだ。「意識して聞くことも、無視することもできる音楽」である、アンビエントミュージックなるジャンルの音があらかじめ入っていて、小型の付属スピーカーやイヤホンから聞いて楽しむ。
収まっている音は、北京在住の2人の音響アーティストから成るユニット「fm3」が、中国の伝統楽器の音を元に作ったオリジナルサウンドだ。一見iPodに形が似ているが、自分で曲を追加して聞くことはできない。
作品の元をたどると――中国には電子念佛機という、さまざまな念仏が聞ける一般プレーヤーが売られており、再生すれば仏に“会える”。念佛機に着想を得たfm3は、念仏ではなくアンビエントミュージックを楽しめる「ブッダマシーン」を作り出したというわけだ。
スイッチを切らない限り、美しいサウンドが無限ループ
ハスの花が描かれたこのパッケージが目印だ。初回生産は2005年。限定500台をドイツなどで完売して以来増産を重ね、現在は欧米を中心に世界で1万5000台出荷した。日本では2007年末に全国規模のCD店などで取扱う前は、個人輸入か一部取扱店でのみ入手できるレア商品だった
パッケージも側面も中国の漢字。欧米人はいざ知らず、漢字を使う日本人なら「耳機」の意味はすぐ分かる?聞くことができるのは、中国の伝統楽器の音を元に作った「馬」「筝」「笙」「b1」「羊」「鐘」「b2」「舞」など名の付いた、全部で9つの美しいサウンドパターン。メッセージを託した歌詞も一定のリズムやメロディーもない、むきだしの音そのものが、スイッチを切らない限り延々とループする仕組みである。
ループしっぱなしだから、どのサウンドがどの名前だか分からないし、そもそもどのサウンドパターンも似たテイストで曲間の切れ目もあいまい。「あの曲のあの部分がいいよね」と、誰かと共感したり盛り上がったりできないのはご愛嬌だ。
また、本体の裏に記載してある公式サイトにアクセスすると、“マシーン”の中に小さな「仏」が入っている設計図が現れるが、これも2人のユーモアだろう。
HMVなどのCDショップやヴィレッジヴァンガードで販売。両店とも実売価格は3465円。ヴィレッジヴァンガードではオンラインショップでも購入できる。
アンビエントミュージックの先駆者として名をはせているブライアン・イーノが、全色そろえて購入したことでも有名なこの“マシーン”。科学的な根拠はまったく分からない。しかしなぜか筆者をはじめ、周囲の不眠気味な人々には“副作用のない睡眠誘発剤”としても、ちょっとしたネタとしても活躍している。
設計図通り、マシーンの中に鎮座した「仏」はいるのか……
ちなみに上記の設計図通り、中から鎮座した「仏」が現れるかを確かめたところ……
どうだろう? あなたにもキレイな仏像が見えるだろうか。そういえば分解中にネジがなくなったという報告も。これは不吉な兆しか、はたまた吉兆であろうか――。
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[豊島美幸,ITmedia]
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