次第にオンラインのワープロやメモ帳が“使える”ようになってきた。今回は、Googleドキュメントにフォーカスを当てて7つのTipsを見ていこう。
オフラインの(つまりPCにインストールするアプリケーション)を使って文章やメモを書くのもいいが、そろそろオンラインの(つまりWebブラウザ上で動くアプリケーション)ツールを使ってみるのも悪くない。
その候補の1つが「Googleドキュメント」だ。そのほかにもいち早くオフラインに対応した「Zoho」や、同じGoogle製でもWebブラウジング中のメモに適した「Googleノートブック」などもあるが、今回は文章に注力しているGoogleドキュメントにフォーカスを当て、使いこなすための7つのTipsを紹介したい。
さっとメモを取りたければ、さっと新規ページを開けることが重要。Googleドキュメントのトップページから新規ページを作成するより、ちょっとだけショートカットできる。
その方法は、下記のURLだ。
ブックマークしておいてもいいし、Firefoxならば次の画面のようにキーワードを設定しておけば、[Ctrl]+[L]→「doc」で新規ページを開ける。
Gmailを使っている人なら、添付されてきたOfficeファイルはそのまま簡単にGoogleドキュメントで開くことができる。単純にリンクをクリックするだけだ。
新規ページを簡単に作れたら、今度は既存のドキュメントも簡単に開きたい。これを簡単に実現するのがGoogle製のGoogleガジェット。これをiGoogleに登録しておけば、さっとドキュメントのタイトルを検索して開くことができる。
使い方はタイトルに含まれる文字を入力して[Enter]キーを押すだけだ。そもそもは、最近編集したドキュメントを表示するなどの機能があったようだが、どうも動作が違っているようで、設定を変更してもうまく反映されない。単に既存のドキュメントを検索するツールだと割り切ったほうがいいだろう。
米Google Data APIs Teamによる「Download the Documents List Uploader」は、右クリックメニューにアップロードメニューを追加してくれる(しかしなぜか筆者の環境のWindows XP/Vistaではアップロード時にエラーが起きる)。またツールにドラッグ&ドロップしてもアップロードできる。
ツールの下部には、現在のドキュメントの一覧も表示され、ここから開くことも可能だ。
Googleドキュメントを使っていると、ワープロとしては横幅が広すぎることが気になる。ブラウザの幅を狭めればいいだけでもあるが、それはそれで不便。
FirefoxにGreasemonkeyを入れて、スクリプト「LipoDocs: Lipoaspiration in Google Documents」を使えば、下記画像のように横幅を調整することができる。
細かく調整するには、「ユーザースクリプトの管理」から「編集」を選び、中の数値を調整してみよう。
ブラウザがFirefoxで、Googleツールバーがインストールされているなら、うまく設定することでファイルをダブルクリックするとGoogleドキュメントで開いたり、ファイルをFirefoxにドラッグ&ドロップすればGoogleドキュメントで開くおとができるようになる。
アイコンも「Googleドキュメント」のものに変わる。詳細は「OfficeファイルをダブルクリックしてGoogle Officeで開く」を参照。
7番目のTipsは、実はまだ試せていない。Googleは、Googleドキュメント(正確には英語モードのGoogleDocs)のGoogleGears対応を発表しており、一部のユーザーアカウントでは既に対応済みのようだ。
GoogleGearsに対応することで、インターネットに接続していない環境でもドキュメントの編集などが可能になる。これからさらに便利になるGoogleドキュメントをうまく使いこなしたい。
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