インプットを仕事に確実に生かすには?【問題編】シゴトハック研究所

「これはいい話だ! 絶対やってみよう!」。そんなふうに思ったのに結局やらずじまい。そんな経験はありませんか? ヒロシ主任もそれで悩んでいるようです。

» 2008年02月14日 11時53分 公開
[大橋悦夫,ITmedia]

 社外セミナーに参加してきたヒロシ主任。セミナーに参加するたびに悩まされている課題があるようです。

    マンガ:ふじたきりん

ヒロシ主任 いやぁ、今回のセミナーは充実していたなぁ。

タカフミ君 へぇ、どんな感じだったんですか?

ヒロシ主任 うーん、いろいろありすぎる。

タカフミ君 え?

ヒロシ主任 すぐにでも仕事に取り入れないといけないことがめじろ押しなんだ。

タカフミ君 あぁ〜。

マサヨシ課長 なるほど、そうこうするうちにせっかくの収穫を腐らせてしまうわけだ。

ヒロシ主任 そうなんです。いったいどこから手を付ければいいのかよく分からないんです。だから、そのまま放置されて、結局生かせずじまいに……。

カホコさん 同じような問題は読書についてもいえますよね。本を読んでいる最中は「これは、絶対にやってみよう!」って思うのに、本を読み終えると、おなかいっぱいになっちゃって。

タカフミ君 あー、あるある!

マサヨシ課長 ヒロシ主任、現状を変えるとしたら、まずどこにメスを入れたいかね?

ヒロシ主任 うーん……。まぁ、一番の問題は「あとできちんと整理しよう」と心に決めつつも、結局ずるずると先送りし続けてしまうことですね。

マサヨシ課長 それは時間がかかるから? それとも手間がかかるから?

ヒロシ主任 両方ですね。非常に骨の折れる作業のように思えるんでしょうね。だから、「あとにしよう」って思っちゃうんです。

マサヨシ課長 ふむふむ。

ヒロシ主任 あと、取りかかることができても「これをやったところで、どんな効果があるんだろう?」とか思い始めるとダメですね。

マサヨシ課長 なるほど、ということは、短時間でできて、しかも手間がかからず、それでいて効果てきめんであればいいわけだな。

ヒロシ主任 そうですねー。……って、そんなに都合のいい話があるんですか?

マサヨシ課長 ウム、少なくとも今のヒロシ主任が感じているようなストレスは軽減できるはずだ。

筆者:大橋悦夫

1974年、東京生まれ。ブログ「シゴタノ!仕事を楽しくする研究日誌」主宰。学生時代よりビジネス書を読みあさり、システム手帳の使い方やスケジュール管理の方法、情報整理のノウハウなどの仕事術を実践を通して研究。その後、ソフトウェアエンジニア、テクニカルライター、専門学校講師などを経て、現在は仕事のスピードアップ・効率アップのためのセミナーや研修を手がける。デジタリハリウッド講師。著書に『「手帳ブログ」のススメ』(翔泳社)『スピードハックス 仕事のスピードをいきなり3倍にする技術』『チームハックス 仕事のパフォーマンスを3倍に上げる技術』『そろそろ本気で継続力をモノにする!』、近著に『Life Hacks PRESS vol.2』『LIVE HACKS! 今を大切にして成果を5倍にする「時間畑の法則」』がある。


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