パソコン好きが青色申告を体験してみると?:第2回 儲けたら節税 (1/4)
前回は税金の仕組みの概略を説明した。でも税金で一番知りたいのは、どうやったら減らすことができるかだろう。フリーランスの人が“領収書”を気にする理由、教えます。
| 儲けたら節税 | |
|---|---|
| 第1回 | 第1回 まずは税金ってナニ? |
| 第2回──1 | 気分的には“35%ポイント還元” |
| 第2回──2 | 「年が明けてから式を挙げなさい」 |
| 第2回──3 | 個人事業主に認められた奥の手 |
| 第2回──4 | 個人事業主向けのやさしい書籍 |
前回はとっても分かりにくいと思われている税金の仕組みについて、個人事業主の立場から説明した。サラリーマンにも共通する部分があるので、ツボは分かってもらえたのではないだろうか。
どんなふうに払う税金が決まるか分かったら、次に考えるのは、どうしたら払う税金が減るかだ。
本末転倒にならぬように──節税
誰しも節税したいものだ。納める税金を減らすには課税所得を減らせばいいことになる。前回書いたとおり課税所得は、
- 売上(収入)−経費=所得
- 所得−各種控除=課税所得
となっている。課税所得を減らすには単純に3つの方法がある。
- 売上(収入)を減らす
- 経費を増やす
- 各種控除を増やす
売上(収入)を減らせば、確かに税金も減るがこれでは全然うれしくない。本末転倒といってもいいだろう。となると残りの2つ──経費を増やすのと、各種控除を増やすことが節税の対象となる。
気分的には“35%ポイント還元”──経費を増やす
職種により経費は異なる。一般的には水道光熱費、旅費交通費、通信費、接待交際費、消耗品費、地代家賃……というやつだ。例えば業務に必要なデジカメやPC関連のものを購入すれば経費が増える。仮に20万円経費が増えたとしよう。前回と同じ条件で計算すると、
- 経費 360万円→380万円
- 所得税 39万2500円→35万2500円=4万円の減少
- 住民税 42万6500円→40万6500円=2万円の減少
- 事業税 15万5000円→14万5000円=1万円の減少
合計7万円も税金が減ることになる。20万円の経費(支出)に対し7万円は35%。気分的には35%ポイント還元で買ったような気がしてうれしくなる。課税所得が300万円くらいの人なら経費に対し25%、800万円くらいの人なら38%の税金を減らすことができると考えよう。
ただし買うのはあくまで必要なもの。例えばプリンタのインクを1年分買えば、その年の経費は増え税金は減る。だが翌年はインクを買う必要がなくなるので、その分翌年の経費は減ってしまうのだ。もし途中でプリンタを買い替えて買い置きしたインクが無駄になったりしたら単なる浪費にしかならない。ものによっては保管する場所も必要となる。理屈では課税所得が多い年に買って、少ない年に我慢すれば理想的だが、翌年の売上の保証がないのが個人事業主だ。本当に必要なものだけを買うことを忘れてはいけない。
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