ぱっくり口あけ携帯ガブリッ。思わず頬ゆるむ携帯スタンド、日本上陸ギフト・ショー春2008

機能美追求型の文房具を探しに出かけたギフト・ショー会場で、思わずひきよせられた2頭身の男。無表情の丸顔を持つその名は「MR.P」。見ているだけでなぜか笑える「Mr.P」シリーズに今春、新作が登場する。

» 2008年02月05日 22時40分 公開
[豊島美幸,ITmedia]

 「なにこれ!? おもしろいね」。展示されたブースを通り過ぎようとしたところ、急にブースの前で足を止めた1人の男性が、自分の携帯を胸ポケットから取り出し、携帯スタンドに置きながらブーススタッフにそう声をかけていた。

3月下旬から4月上旬にロフトなど全国の雑貨屋店頭に並ぶ予定だ。左のホワイト、右のグリーンのほかライトブルーの全3色でプラスチック製。値段は1575円

 男性の足を止めたのは「MR.P」シリーズの最新作、「MR.P MOBILE EATER」。デフォルメされた、丸いヒトの形状が特色のこのシリーズは、文房具をはじめキーホルダーやマグカップ、ドアストッパーなど雑貨全般にわたって発売されている。こうしたモチーフの雑貨ステーショナリーと言えば、イタリアのALLESSI(アレッシィ)やドイツのkoziol(コジオル)に代表されるように、主にヨーロッパ発のものに多い。

 だがこの「MR.P」、実はアジアは微笑みの国、タイ発。タイ人デザイナーたちが1994年に立ち上げた、「Propaganda(プロパガンダ)」なるデザイン集団の手によるものだ。彼らの真骨頂は、日常生活のなかから“ユーモア感覚と奇想天外”を抽出し、さらに独自の面白みを加えること。

 締め切りに追われ、イライラ仕事しているときや、得意先に無理難題を言われ、怒り心頭のときにふと視界に「MR.P」が入れば、ひょっとしたらそんな自分がバカバカしく思えてくる――かもしれない。

同シリーズで定番のテープディスペンサー「ONE MAN TRY」。使うたび「MR.P」が口からテープを出し、つま先でカットしてくれる
頭の中を開けたところ。脳みそでなくテープロールが入っている

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