ダイヤルロック解除後“ゼロ”にリセット――コクヨが新オートロック機構2008 コクヨフェア

都内で開かれた「2008 コクヨフェア」で、ダイヤルロックを解除してロッカーのドアを開くと、自動的に数字が「0」に戻るオートロックを見かけた。

» 2008年01月17日 20時57分 公開
[ITmedia]

 「ロッカーのダイヤルロックを解除する時は一生懸命なんですが、ロックを解いた後はロッカーの中身に気持ちが移って、ダイヤルのことなんかどうでもよくなります。でも、実際は解除できる番号のままだとまずいので、ダイヤルを適当な番号に直さなければなりません。これが面倒なんですよね」。1月17日、都内で開催された「2008 コクヨフェア」で、会場のスタッフからそんな話を聞いた。

 ロッカーのダイヤルロックを解除した後、筆者も適当に数字を変えるが、どんな数字がいいのか結構迷う。結局はダイヤルを2〜3回転させてあきらめるのだが、ダイヤルロックのほうで、勝手に数字を戻してくれたらいいのにと思っていた――。

 そんな地味な願いをかなえてくれたのが、コクヨファニチャーが新開発したダイヤルロック式オートロック機構「ゼロック」。4桁のダイヤルロックを解除してロッカーのドアを開くと、自動的に4桁の数字が「0」に戻るシステムだ。

 仕組みは簡単で、ゼロックを搭載したロッカーのドアの裏側にスイッチが付いており、ドアを開けることでスイッチが押し込まれ、4桁のダイヤルが「0」にリセットされることになる。コンピュータ制御でもなければ、電動の仕掛けがあるわけでもない。前述のスタッフも「コクヨらしい製品になりました」と胸を張る。アナログな仕組みではあるが、だからこそ既存の製品にも組み込めるし、省エネでエコロジーにもつながる製品だろう。

ゼロック
ドアの裏側にスイッチ。
押し込まれるとダイヤルが「0」に戻る

引き出しタイプも用意
スイッチは横に付く

 コクヨファニチャーでは1月25日に、ゼロックを搭載したロッカーを10種類発売する。価格は、最も安価な両開き扉タイプが7万5915円。

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