複数のWebアプリをPrismで迷わず動かす3分LifeHacking

Mozilla Labsの「Prism」は、GmailなどのWebアプリ専用に使えるシンプルなプログラムだ。とはいえ、いくつもアプリを登録していると、同じアイコンばかりになってしまってかえって分かりづらい――。

» 2008年01月09日 23時59分 公開
[鷹木創,ITmedia]

 2007年11月に公開されたMozilla Labsの「Prism」。Webアプリケーションをデスクトップから実行するためのプログラムだ。と書くとなんとく堅苦しいが、要はFirefoxをWebアプリ専用に改造したものだと思えばいい。以前本誌でも記事にした“Webアプリ用Firefox”と同じように、Webブラウザとしての複雑な機能やインタフェースを廃し、GmailなどのWebアプリ専用に使えるシンプルなプログラムなのだ。

 もちろん、Firefoxを立ち上げたままPrismを起動することもできるから、Prism側でGmailやYouTubeを立ち上げ、Firefoxでブログを書くということも簡単。筆者もGmailやGoogle CalendarなどのWebアプリをPrismに登録して使っている。

 ここで1つ問題になったのが、使いたいWebアプリは別なのに、Prismのアイコンがデフォルトの1種類だったこと。デスクトップに同じアイコンのショートカットが大量に増殖してしまい、これでは返って使いづらい。もちろん、ショートカットのプロパティからアイコンは変更できるのだが、ちょっと面倒くさかったりする。

通常の方法でPrismにGmailなどのWebアプリを登録したところ。アイコンが同じなので複数のアプリを使うには紛らわしい(左)。タイトルバーにも同じアイコンでなんだか味気ない

 そこで便利なのが、アイコンが付属するバンドル版のPrism。対象となるWebアプリのアイコンがバンドルされているので、インストールすればそのままデスクトップなどにアイコンを設置できる。これで複数のPrismを利用していても、迷わず活用できるようになるわけだ。

バンドル版のPrismはMozillaのWikiでダウンロードできる
GmailバンドルのPrismを起動したところ。タイトルバーにもGmailのアイコン(左)。デスクトップなどにアイコンを置きたい場合は、ウィンドウ右下のボタンをクリックして設定(中央)。すると、デスクトップなどにアイコンが出現する(右)

 ちなみにバンドル版のPrismはMozillaのWikiでダウンロードできる。Mozilla公式としては、Gmail、Google Calendar、Google Docs、Google Groups、Google Analytics、Google Reader、Facebook、Twitterといった9つのバンドル版が利用できる。また、ユーザーが作成した各Webアプリのバンドル版も用意されているので、こちらも確認してみるといいだろう。

MozillaWikiで公開されているバンドル版Prism
Mozilla公式 Gmai
Google Calendar
Google Docs
Google Groups
Google Analytics
Google Reader
Facebook
Twitter
有志によるもの 32 online todo lists
AOL Email
BBC Radio Player
Bloglines
Bloglines Beta
Chandler
Flash Earth
Flickr
Gollum Wikipedia Browser in english
Google Notebook
Google Page Creator
Google Reader + GTalk
Google Webmaster Tools
GrandCentral Inbox
Meebo
Miro Guide
Remember The Milk
Rsizr Image Editor
SlimTimer Client
SpagoBI
Streamy
studiVZ
Weightwatchers.com Plan Manager
Yahoo! Mail
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