Web検索するたびに“ちょっとだけ環境保護”──Firefoxに緑のgoo版

ブラウザの検索窓から検索するたびに、成長していく“緑の木”。検索という日頃の行動から環境保護につながる仕組みが、gooとFirefoxのタッグから生まれた。

» 2007年12月11日 16時48分 公開
[斎藤健二,ITmedia]

 日常的に行っているWeb検索。こうした検索の1回1回を環境保護につなげられるとしたら、あなたも地球環境へ貢献したくなる?

 ポータルサイト「goo」を運営するNTTレゾナントとMozilla Japanが12月11日に発表した「緑のgoo版Firefox」は、ブラウザ右上の検索窓から検索を行うだけで環境保護に貢献できるブラウザだ。

通常のFirefoxとの大きな違いは3つ。1つは背景部分に緑の樹木が表示されること。またスタートページが、緑のgoo専用のものになる。3つ目は、ホームボタンの横に、後述する“gooの木”が表れる

 「企業が寄付をするということではなく、ユーザーの皆さんが小さな貢献を積み重ねられる仕組みを作った」とNTTレゾナントメディア事業部長の浅田安茂氏は説明する。

 検索結果ページには、リスティング型の広告が掲載されており、これによる収益の15%を環境NGOのFoE Japanに寄付する仕組みだ。同様の取り組みをgooの環境ポータルページ「環境goo」でも行っており、8月21日のスタートから3カ月で約45万円の寄付につながったという。Firefoxとの連携により、具体的にどの程度の貢献となるかは分からないが、利用は容易になった。

検索するごとに成長する「gooの木」

 実際の金額よりも、検索をするごとに“gooの木”が成長していくのが楽しい。このgooの木は、あくまでイメージで実際に植林されているわけではないが、環境保護=緑の木が増えるといった分かりやすさを狙った。ユーザー全員が育て上げた木はすでに2万本超。うち、自分が貢献した本数も表示される。

 約100回検索すると1本の木が生まれる。検索するたびに伸びていく緑の木。ちょっとした貢献が、目に見える形になって分かるのが継続を促しそうだ。

 緑のgoo版Firefoxは、goo内のダウンロードページからダウンロードできるほか、既存のFirefoxユーザーも拡張機能「緑のgoo版 Firefox」を追加すれば同等機能となる。また英語版も用意した。

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