「最近使ったファイル」を全部消してしまうと、いかにもマズいことがあって消去したという疑いがかけられかねない。であれば、一部だけ消去するように設定してしまおう。
Windowsユーザーなら、プライバシーを保護するために「最近使ったファイル」の履歴を消去しておく、というテクニックをご存知だろう。特に共有PCにおいては、こうした事後処理はもはや常識と言ってよいだろう。
しかし、業務でいつも上書きするようなファイルは「最近使ったファイル」からでもアクセスできると便利だ。それに「最近使ったファイル」が常時まっさらな状態というのも、逆に不自然な印象を与えかねない。つねに「最近使ったファイル」が消去されている、と思われてしまうと、むしろ何かやましいことをやっているように見られてしまいかねない。
こうした場合に便利なのが「KesTsukattan」だ。このソフトを常駐させておけば、「最近使ったファイル」のうち、特定の監視対象フォルダに属するショートカットだけを削除してくれる。例えば「マイピクチャ」の履歴だけを削除し、それ以外は残しておく、といった使い方ができるのだ。これなら、業務で使うファイルを残しておくこともできるし、先ほどのような不自然さも回避できる。
なお、常駐させることにより、タスクトレイにアイコンが表示されるので、詳しい人がいると本ソフトが動作していることを目ざとく見つけられてしまう可能性がある。共有パソコンなどでは、「タスクバーと[スタート]メニューのプロパティ」から、「通知のカスタマイズ」を選び、アイコンを「常に非表示」にしておくとよいだろう。
ソフト名 | 対応OS | 利用料 | 開発者 |
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KesTsukattan | Windows XP/2000 | 無料 | 丸干商店氏 |
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