仕事に取りかかるハードルを跳び越えるには?【問題編】シゴトハック研究所

「どうしたら早く仕事に取りかかれるのだろう……」。明日やればいいや、明後日にしよう──と、ついつい考えてしまうものですが、当日になると後悔してしまうのはタカフミくんも同じでした。

» 2007年10月18日 15時15分 公開
[大橋悦夫,ITmedia]
    マンガ:ふじたきりん

 すっかり夜も更けたIT商事のオフィスで、1人PCに向かうタカフミ君。どうやら、先送りを繰り返してきた仕事にいよいよ追い詰められたようです。

タカフミ君 あぁ〜、あんなに時間があったはずなのに、結局いつも締め切り前夜まで持ち越しちゃうんだよな……。

マサヨシ課長 タカフミ君、私はもう帰るぞ。

タカフミ君 あ、おつかれさまです。

マサヨシ課長 終わりそうかね?

タカフミ君 うーん、正直、微妙です……。

マサヨシ課長 締め切りは明日なんだろう? それで取りかかったのはいつなんだ?

タカフミ君 じ、じつは、ついさっきなんです。

マサヨシ課長 ウム、わかっちゃいるけど取りかかれなかった、というわけか。

タカフミ君 はい、まったくその通りです。あぁー、月曜日に戻りたいです! あの日に油断して定時退社していなければ……。

マサヨシ課長 まぁ、今さら過去のことをとやかくいっても仕方がない。これからのことを考えよう。

タカフミ君 そうですね……。

マサヨシ課長 単刀直入に聞くが、どうしたら早く仕事に取りかかれるだろうか?

タカフミ君 えーと。ていうか、それが分かっていたら締め切り前夜まで残業してませんよ!

マサヨシ課長 ウム、そうだな。じゃぁ、タカフミ君が今までやってきた仕事のことを考えてみよう。取りかかりやすかった仕事はあっただろう?

タカフミ君 えぇ、それはもちろんあります。例えば、最近カホコさんと一緒にやったヨモヤマ電機さんの仕事は、振り返ってみるとけっこうヘビーだったはずなんですが、意外とあっさり取りかかれました。

マサヨシ課長 おお、まさにそこにヒントがあるではないか。

筆者:大橋悦夫

1974年、東京生まれ。ブログ「シゴタノ!仕事を楽しくする研究日誌」主宰。学生時代よりビジネス書を読みあさり、システム手帳の使い方やスケジュール管理の方法、情報整理のノウハウなどの仕事術を実践を通して研究。その後、ソフトウェアエンジニア、テクニカルライター、専門学校講師などを経て、現在は仕事のスピードアップ・効率アップのためのセミナーや研修を手がける。デジタリハリウッド講師。著書に『「手帳ブログ」のススメ』(翔泳社)『スピードハックス 仕事のスピードをいきなり3倍にする技術』『チームハックス 仕事のパフォーマンスを3倍に上げる技術』『そろそろ本気で継続力をモノにする!』、近著に『Life Hacks PRESS vol.2』『LIVE HACKS! 今を大切にして成果を5倍にする「時間畑の法則」』がある。


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