国内でも5Gバイトに──Windows Live Hotmail

米国に続き、日本国内向けの無料Webメールサービス「Windows Live Hotmail」でも受信容量が5Gバイトに増強。Outlookとの連携機能など、Webメール自体の機能強化も図られた。

» 2007年09月03日 18時58分 公開
[鷹木創,ITmedia]

 マイクロソフトは9月3日、日本国内向け無料Webメールサービス「Windows Live Hotmail」の受信容量を5Gバイトに増強した。Outlookとの連携機能など、Webメール自体の機能強化も図った。

Windows Live Hotmail

 Windows Live Hotmailの受信容量の増強は、すで8月中旬から米国向けサービスで実施されており(8月14日の記事参照)、日本国内でも同じようにサービスを強化した。無料版の受信容量は2Gバイトから5Gバイトに、有料版は4Gバイトから10Gバイトにそれぞれ増強。送信時の添付ファイル容量は無料版が10Mバイト、有料版は20Mバイトまでとなっている。

 容量の増加だけでなくWebメールとしての機能も強化する。「Outlook」と同様に、不在時の自動応答機能を搭載。休暇などで受信メールへの返信が遅延する場合など、Windows Live Hotmailからでも事前に設定したメッセージを自動送信できる。

 Windows Live Hotmailアカウントを複数保有している場合、受信したメールを他のアカウントにも自動的に転送できるようになった。有料のWindows Live Hotmail Plusでは、Windows Live Hotmailアカウント以外のメールアカウントにも自動転送可能だ。

 「アドレス帳」に同一名称を重複して登録しようとした場合、その名称が既に登録されていることを通知する重複登録防止機能も搭載した。すでに登録してあるメールアドレスと異なる場合は、アドレスを追加するかどうかのメッセージも表示する。

 Outlookとの連携機能も強めた。Outlookから送られてきた会議の出席依頼メールに対して、出欠メールを返信することでWindows Live Hotmail内の「カレンダー」に予定を反映できるようになった。また、連携用アドイン「Outlook Connector」を利用することで、OutlookからWindows Live Hotmailアカウントの閲覧や管理が可能なほか、Windows Live Hotmailにあるメールやアドレス帳、メールフォルダの同期もOutlookからできるようになった。

 さらに「Outlook Express」やWindows Vista向けの「Windows Windows Live Mail」β版を利用すると、Windows Live Hotmailを含めた複数のメールアカウントを一元管理できるという。

 このほか、フィッシングメールと判定されたメールから「フィッシングを報告」のリンクをクリックすることで、直接報告できるようにした。

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