銀座で「日本に数本しかない万年筆」を見た銀座・マロニエゲートの東急ハンズに行ってみた

東急ハンズ銀座店には、限定品の伊マーレン製万年筆「カデラン・ソレイル」があるという。「日本に数本しかない」という“幻の一品”を見てきた。

» 2007年08月30日 20時17分 公開
[鷹木創,ITmedia]

 9月1日、銀座マロニエ通りの入り口にオープンする「マロニエゲート」。その5階から9階までを占めるのが「東急ハンズ銀座店」である(8月30日の記事参照)。

 東急ハンズといえば、品数豊富な文房具の販売でも知られる。6階「カラフル・ステーショナリー」を担当する笹川有子さんによると、銀座店では2万5000点の文房具を揃えた。新宿店や渋谷店に比較すると数量的には少ないが、その分「高級な商材を用意した」という。

6階文具売り場「カラフル・ステーショナリー」の中でも高級ペンなどを扱う「ペン・ブティック」。笹川さんの担当でもある

東急ハンズ銀座店にある「日本に数本しかない万年筆」

 例えば、イタリアの万年筆メーカー、マーレンの万年筆。「日本に数本しかない」という限定品「カデラン・ソレイル」も店頭に並ぶ。このカデラン・ソレイルは、18金のペン先を備えた高級万年筆で価格は34万6500円。最大の特徴は、ペン軸に時間や緯度、星座を示す小さな日時計をデザインしたこと。ペン軸に付属したクリップ状の部品を垂直に立てると、日時計としても利用できるという。

「日本に数本しかない」という限定品「カデラン・ソレイル」

ペン軸に付属したクリップ状の部品を垂直に立てると、日時計としても利用できるという

 女性の笹川さんが「プレゼントでもらったらうれしい」と選んでくれたのも、マーレンの万年筆「フォーマ・プチ」。こちらも18金のペン先を備えているが、お値段はカデラン・ソレイルよりは“割安”な5万2500円。文房具にこだわる彼女にもプレゼントできる価格かもしれない。

 笹川さんの夫はデザイナーだ。その夫に「プレゼントしたいペン」は独ロットリングの「マルチペン・エグゼクティブ」だという。ボール径0.7ミリの油性ボールペン(黒・赤)、0.5ミリのシャープペン、オレンジの蛍光マーカーの4種類が1つになった多機能ペンである。ロットリングは製図用ペンなどが有名なドイツのメーカーで、適度な重さや剛性感のある製品にファンが多いという。

 ちなみにマルチペン・エグゼクティブの価格は8400円。「贈るほうよりもらいたいほうが高くなっちゃいましたね」と苦笑いする笹川さんだった。

「プレゼントでもらったらうれしい」という、マーレンの万年筆「フォーマ・プチ」
夫に「プレゼントしたいペン」は独ロットリングの「マルチペン・エグゼクティブ」だ
軸の中に重りが入っていて、ノックしたときに上にきたペン先が自動的に出るようになっている

マルチペン・エグゼクティブとシャーボXの互換性

 なお、国内多機能ペンといえばゼブラの「シャーボX」などがある。実は、マルチペン・エグゼクティブとシャーボXは替え芯に互換性があるのだ。

 「マルチペン・エグゼクティブのインクを使い切っても、シャーボXの替え芯を購入すればそのまま使えます」(笹川さん)。このほかの替え芯についても相談に応じてくれるとのことなので、愛用するボールペンのインクが切れてしまった人は相談に行くのもいいだろう。

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