ポイントはキャップ──ホワイトボードマーカー「書く・貼る・捺す・綴じる」展2007

ホワイトボードマーカーのキャップ──。プレゼンテーションの最中にキャップの開け閉めを煩わしく感じたことはないだろうか。閉めるのをサボって思わずペン先を触ってしまい、手を汚した経験があるのは筆者だけではないはずだ。

» 2007年08月29日 18時19分 公開
[鷹木創,ITmedia]

 資料を片手にプレゼンテーションを行うとき、ホワイトボードマーカーを置くたびにキャップを開け閉めするのは煩わしい。熱中してくるとホワイトボードマーカーを持つ手の動きも激しくなって、ついついペン先を触って手を汚してしまうこともある。とはいえ、いちいちキャップを締めるのも面倒だ──。

 そんな悩みを解消するようなホワイトボードマーカーが、8月28日〜29日に都内で開催した合同展示会「書く・貼る・捺す・綴じる」展2007で展示されていた。同展示会は、キングジム、ゼブラ、ぺんてる、ヤマト、シヤチハタ、ニチバンといった文具メーカー6社が各社の得意分野の製品を展示するイベントで、今回が3回目。

キャップなしでプレゼンの自由度がアップ──ぺんてる

 さっそく目に付いたのはぺんてるの「Handy ホワイトボードマーカー」。ノック式のマーカーでキャップが不要のため、プレゼン中でもペン先の出し入れが片手で簡単に行える。いちいちキャップを開け閉めする煩わしさから開放される上に、空いた手に資料を持って説明することも可能だ。また、行き先などを記入する予定ボードなどに合わせて使えば、カバンを片手に持ったままボードに書き込むこともできるのだ。

Handy ホワイトボードマーカー

 インクカラーは黒、赤、青、緑の4種類で、それぞれ丸芯(1.9ミリ)、平芯(1.7〜4.2ミリ)を用意している。12月の発売予定で価格は178円。

 すでにぺんてるが発売している「タフ」(2月27日の記事参照)などでは、インクの出がいい「直液式」を採用していたが、Handy ホワイトボードマーカーでは従来どおりの「中綿式」を採用。ぺんてるでは「(Handy ホワイトボードマーカーは)少し細身のペン軸だが、直液式にすること自体は技術的に不可能ではない」としており、今後の採用もありそうだ。

キャップを閉め忘れても3日間は大丈夫──シヤチハタは特殊インクで皮膜形成

 キャップありのホワイトボードマーカーでアピールしていたのはシヤチハタ。同社の「潤芯 ホワイトボードマーカー」は、キャップを閉め忘れても3日間は乾かないのが特徴だ。ペン先の表面に薄い皮膜を作る特殊インクを採用することで、インクの蒸発を防ぐ。筆記し始めると皮膜が破れるという。

 プレゼン終了後、緊張から開放されてキャップを閉め忘れることは少なくない。3日間は乾かないなら、次の利用者が気付いてキャップをしてくれるかもしれない。

潤芯 ホワイトボードマーカー(左)。右は、磁力でホワイトボードにくっつくイレイザー(315円)

 インクカラーはこちらも黒、赤、青、緑の4種類で、それぞれ丸芯(2ミリ)、平芯(最大5ミリ)を用意している。価格は157円。

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