仕事の合計時間や単位時間あたりの給与計算など、効率的に時間を計算する方法を紹介しよう。
複数のタスクを処理するための時間を合計したり、出張先への移動にかかる時間を算出したり、または勤務時間の合計から休憩時間を差し引くなど、時間を足したり引いたりする機会はビジネスシーンで数多く存在する。今日は、時間の演算を効率的に行う方法をまとめて紹介しよう。
いちばん手軽なのは、時間計算に対応した電卓を使用することだ。モードを切り替えることによって、手軽に時間を足したり引いたりできる。機種に拠っては、労働時間に時給をかけて給与を計算するといった作業も可能だ。
一般的な電卓も時間計算機能を備えている場合がある。手元にある電卓を見て初めてその機能に気付いた、なんてことも珍しくない。ふだん使っていないボタンの中に「時間計算」といったラベルのボタンがないか確認してみよう。
筆者が利用しているのは、カシオ計算機の「SL-310VT」(2940円)
もう1つポピュラーな方法は、Excelなどの表計算ソフトを利用する方法だ。セルの書式を「時刻」にし、値を入力して範囲選択すれば、ステータスバーのところに合計時刻が表示できるというわけだ(2006年11月の記事参照)。もちろんSUM関数で合計してもかまわない。表計算ソフトさえインストールされている環境であれば、実はこれがいちばん手軽という気がしないでもない。
Windows標準の電卓は、時間の計算には対応していない。そのため、時間計算ができるフリーソフトを使うのも方法だろう。今回は2本のソフトを紹介する。
1つめは「時間電卓」。「時」「分」の計算に特化したソフトだ。表示は「時:分」または「分」を切り替えることが可能だ。例えば「時:分」モードのままテンキーから「60+120+45=」と入力すると「3:45」と表示する。もちろん、通常の電卓としても利用できる。
時、分だけでなく「秒」も計算したい場合にオススメなのが「電時卓」だ。このソフトがユニークなのは、通常の時間計算機能のほか、MP3ファイルをドラッグ&ドロップすることにより、再生時間を自動的に読み込む機能を持っていることだ。一定の時間に収まるよう、MP3ファイルを組み合わせるといった用途にはぴったりだ。
ソフト名 | 利用料 | 作者 |
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時間電卓 Ver1.0 | 無料 | inugami2氏 |
電時卓 1.20.2000 | 無料 | 哀朱姫/aysh-hime氏 |
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