社長のことを「社長」って呼んでますか?Biz.ID Weekly Top10

社内でも社外でも、役職を付けて相手の名前を呼んでいるだろうか。メールの署名に役職名は? 企業風土にもよるが、意外に取り扱いが難しいのが“役職名”だ。

» 2007年08月07日 19時57分 公開
[斎藤健二,ITmedia]

 先週のアクセスランキングでトップを飾ったのは、メールなどで親密感を増すためのちょっとした語尾表現。常に丁寧語を使うのではなく、うまく「!」や顔文字などを使えば親密度もアップ! というわけである。

 同様に、メール文頭に書く、「○○様」という表現も工夫の余地がある──。というのが、続編である「今度は宛名──友人や同僚との“距離感”を踏まえる」だ。肩書き付きよりも肩書きなし。「様」より「さま」。「さま」より「さん」という具合だ。

 そういえば、あなたの会社では上司や役員を呼ぶときにどんな表現をしているだろう。「○○課長」と呼びかけるのか、「○○さん」と言うのか。口頭とメールで使い分ける人もいるだろうし、対外的には役職をしっかり付けるけど、社内では「さん」に統一している……というところもあるだろう。役職で呼ぶのは堅い! という意識もある。

 一昔前ならば、マンガやドラマでも「社長!」なんていう呼び方が多かったが、今時はこんな呼び方をしているのを見ると、変におだてているのか(繁華街の呼び込みみたいだ)、すごいワンマン社長なのか、伝統ある大企業なのか、嫌みで言っているのかのいずれかじゃないかと勘ぐってしまう。少なくとも呼び方に関しては、“役職の重み”は軽くなってきている。

 同じように、メールの署名欄に役職を付けるかどうかも難しいところ。課長だとか部長だとかは、書く人と書かない人がいるのだ。自分のもらったメールを見直してみても、社長とかCEOとか取締役だとかも、人によってバラバラだ。

 部署のどんな立場なのかをメールの署名で伝えられれば、今後のビジネスもスムーズに行く。役職名も重要な情報だ──。という考え方もあれば、知らない人にメールをするのならともかく、メールでやりとりする人は基本的には知っている人。だから役職を書いておく必要はなく、相手が備忘録として使えるように電話番号や住所などの連絡先に留めておく──という考え方もある。

 あなたの署名はどうなってる? こんな視点でメールを見てみるのも面白い。

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