“物欲SNS”──zigsowが一般公開

モノを軸につながるコミュニティサイト「zigsow」がオープン。モノを媒介とすることで、物欲とモノ自慢によるコミュニケーションの活性化を図る。

» 2007年07月31日 14時13分 公開
[斎藤健二,ITmedia]

 「モノへの想いを集約すれば、日記よりも深いレベルで情報発信できるのでは」(zigsowの富田拓朗氏)

 “モノ”を軸として、人と人を結びつけるコミュニティサイト「zigsow」が8月8日からサービスを一般公開する。既存のコミュニティサイトが人と人といった人間関係を軸にしているのに対し、モノを介在したコミュニティを目指すのが特徴だ。

 ブログもSNSも書くネタがない──というユーザーでも、モノへの愛を持っている人は多い。物欲とモノ自慢をベースとしたコミュニティサイトならば、活発で濃い情報のやりとりが行えるはず。そんなところが出発点だ。

 ユーザーは、自費で購入したモノに関する情報や、欲しいものについての想いを書き込む。自分と同じモノを持っているユーザーや、同じものを欲しいと想っているユーザーと“モノ”についてコメントを付け合うといった交流が可能になっている。一般的なSNSと同様の機能はほぼ持っており、登録した友人は“モノを軸としたつながり”という意味で「おものだち」と呼ばれる。

 そもそもクローズドであることがSNSの特徴だが、zigsowではこの点をさらに強化した。参加するユーザーは、一部の情報しか閲覧できないオーディエンスユーザーと、通常ユーザーに別れる。自ら多数の情報を発信するなどして初めて通常ユーザーへの昇格が行われる仕組みだ。「敢えてハードルを高くすることで、濃い情報の集積を狙っている」とzigsow。

 モノ自慢をしたい人が集まることで、モノに関する質の高い情報を集める。モノ自体のデータベースはAmazon.co.jpの情報を使うほか、zigsow自身でも随時追加していく。

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