Safariの長所をFirefoxの拡張機能で再現するHOW TO

Windows版が発表されたSafari。今までFirefoxに慣れ親しんできたユーザーも心動かされているかもしれない。しかし、Safariの長所と見える部分はFirefoxの拡張機能でカバー可能だ。(Lifehacker)

» 2007年06月19日 19時57分 公開
[Adam Pash,Lifehacker]
LifeHacker

 【この記事は、2007年6月14日付けで米ブログメディア「Lifehacker」に掲載された記事を翻訳したものです。】

 ご存じのとおり、SafariがWindowsでも使えるようになった。そこで浮かぶ疑問は、尊いFirefoxからSafariに乗り変えるだけの説得力のある理由はあるのか? ということだ。

 WWDCのキーノートスピーチでスティーブ・ジョブスが強調していたように、Safariの特長はスピードだ。SafariはInternet ExplorerやFirefoxをはるかに凌ぐ速度でWebページを描画すると彼は言う。しかしWiredによると、必ずしもそうではないという。それでもSafariはいくつかの羨むべき特徴を持っている。Safariへの移行を奨めるよりも(なぜそこまでする必要があるのか?)Safariの最良の特徴を私たちのお気に入りのブラウザFirefoxで再現する拡張機能のリストを作ってみた。

Safariの“ポルノ”モード:

Safariの“ポルノ”モード(左)とFirefoxの拡張機能「Stealther」

 Safariは長い間、不名誉な“ポルノモード”を持っていた。それはどんなWebサイトを見て回っても、恥ずかしくなるような痕跡を残さないものだ。

 プライバシーモード/ポルノモードを探しているFirefoxユーザーはもっと頑健な「Stealther」を使うのがいいだろう。

ページ読み込みをアドレスバーで表現:

 Safariのローディングアニメーションはシンプルでクールだ。

 幸運なことにFirefoxユーザーは「Fission」で同じ効果を得られる(そしてあるコメントのおかげで、見た目はほとんど同じになり、間違いなくもっと良くなった)。

 (※訳注:コメントのリンク先で、Fissionの設定画面で指定するとSafariと同じ色になる画像を紹介している)

大きさを変更できるテキストフィールド:

Safariから見たテキストフィールド
Firefoxの拡張機能「Resizeable Form Fields」で広げたテキストフィールド

 書こうとする内容に対してテキストボックスが小さすぎると感じることがある。Safariはテキストエリアをちょうどいいサイズに変更できるというスマートな機能を持つ。

 Firefoxには拡張機能「Resizeable Form Fields」がある。これはテキストエリアの大きさを変えるだけでなく、テキストフィールドや、選択ボックス、フレームの大きささえも変更できる。さらに、もし拡張機能が嫌いならGreasemonkeyスクリプトブックマークレットもある。

優れたSafariのインライン検索結果のハイライト:

Safariのインライン検索結果は目的となる単語を明るく表示し、フォーカスが当たっている単語をオレンジ色で囲む
Firefoxのデフォルトの検索機能で「すべて強調表示」を選んだところ

 分かった。正直に言おう。この点についてはSafariが私が今まで見たどのブラウザよりもはるかに勝っている。Safariの([Ctrl]/[Cmd])+[F]検索のオーバーレイ表示ツールとハイライトのツールは本当に優れている。

 実は、この機能ではSafariに対抗できるFirefoxの良い拡張機能を見つけられなかった。デフォルトのハイライトツールが見つけた中では一番良かった。

 それでも覚えておこう。Safariでは、Firefoxユーザーが使えるような幅広いインライン検索オプションを使えない(例えば、link-only検索)。

ブラウザ付属RSSリーダー:

 それほど多くのRSSフィードを扱わないのであれば、ブラウザ付属のRSSリーダーは便利だ。SafariのRSSリーダーにはいくつかクールな特徴があるが、もしあなたがFirefoxの堅牢なRSSリーダーが欲しければ、「Sage」か「Wizz」を試してみよう。もちろん、大人気の「Google Reader」を使ってもいい。

スマートなバックナビゲーションツール:

Safariの「SnapBack」
Firefoxの拡張機能「How'd I Get Here」

 Safariは「SnapBack」というスマートなナビゲーションツールを持っている。クリックして通過してきた一番最初のページに戻れる機能だ。わざわざクリックして戻るのは時間がかかるし、いちいち20カ所をクリックして戻るよりも、もっと簡単に一番最初のページに戻りたいだろう。確かにこれは悪くない機能だ(いつでも[Ctrl]+[Alt]+[K]でSnapBackポイントをリセットすることもできる)。しかし結局のところ私はFirefoxの機能の方が好きだ。

 Firefoxの拡張機能「How'd I Get Here」は、独立したページだけではなく、タブにも働く。もしあるタブから新しいタブでリンクを開いても、How'd I Get Hereのボタンを押せば一番最初のページを表示してくれる。これは便利だ。信じてほしい。


 私が本当に好きな唯一のSafariの特徴は、Firefoxに置き換えられないのはSafariの新しいインライン検索ハイライトだ。これは本当に素晴らしい。相対的に見れば、Firefoxのデフォルトのインライン検索ハイライトもかなり良い。幸運にもFirefoxはほかにもいくつかのインライン検索オプションを持っており、これはSafariにはないものだ。だから最終的にはFirefoxの勝ちと言えるだろう。

 もしあなたがFirefoxには太刀打ちできないようなSafariのキラー機能を見つけたら(あるいはFirefoxで置き換えが可能なら)コメントで教えてほしい。

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この記事は、Lifehackerの発行元である米Gawker Mediaの許可を得て、アイティメディア株式会社が翻訳したものです。翻訳責任はアイティメディアにあります。

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