自分で立てた予定を守るには？【問題編】：シゴトハック研究所

毎日のようにその日のタスクリストに載せているのに、結局「あぁ、今日もできなかったー」ってこと、ありませんか？

　すっかり一人前として日々の仕事を精力的にこなしている新入社員のカホコさんですが、やはり悩みはあるようです。

　　　　マンガ：ふじたきりん

カホコさん　タカフミさん、1つご相談があるんですけど、今よろしいですか？

タカフミ君　はいはい、何でしょう？

カホコさん　ここ数週間ほどずっとそうなんですけど、毎日その日の朝に立てた一日の予定がぜんぜん守れなくて……。

タカフミ君　あぁ、それは「あるある」な悩みですね。そりゃぁ自分で立てた予定通りにきちんと仕事ができれば苦労はしないけど、実際のところ予定外の飛び込み仕事が入ってきたり、予定していた仕事でも、予想以上に時間がかかることはよくあることだし。

カホコさん　えぇ、確かにそうなんですけど、毎日のようにその日のタスクリストに載せているのに、結局「あぁ、今日もできなかったー」って先送りを繰り返しちゃうんです。これってまずいですよね。

タカフミ君　うーん、それは確かによくはないけど、あまり気にしすぎるのもよくないんじゃない？

カホコさん　じゃぁ、タカフミさんはどうされているんですか？

タカフミ君　先送りせざるを得ない場合でも、そのまま先送りせずに少しでも先に進めるようにしてるかな。例えば、企画書の場合は、タイトルだけ決めておくとか、盛り込もうと思っている内容について、思いつく限りのことをざっと箇条書きでPowerPointに書き込んでしまうようにするとか（2月9日の記事参照）。

カホコさん　あぁ、なるほど。取りかかった足跡を残しておくわけですね。

タカフミ君　そうそう。そうすれば、翌日に続きを始める時に、取りかかるための手がかりが得られることになるから、白紙から始めるよりもずっと楽になる。

カホコさん　うーん、確かに少しでも下書きがあれば取りかかりやすそうですね。

タカフミ君　でも、実は僕も今言ったようなことを実践できているわけではないので、エラそうなことは言えないんだけど……。

ノリオ課長　いいじゃない。タカフミ君が言ってることは正しいと思うよ。あとは、それを実行するのみ。

タカフミ君　あ、課長！　いや、言うは易しってですよ。実行するのが難しいんですから。

ノリオ課長　そうしたら、せっかくだからタカフミ君とカホコさんとで一緒に仕事をしたらどうだい？

タカフミ君　すでに一緒に仕事してますけど……。

ノリオ課長　いやいや、もっと親密にさ。

カホコさん　えー！　それはどういう意味ですか!?

ノリオ課長　大丈夫、パソコンの上での話だから。もっとお互いの仕事に関心を持つようにするんだ。