アプリケーションをキーボードから手軽に起動する3分LifeHacking

「クイック起動バー」にショートカットを登録しすぎて、混乱してはいないだろうか。キーボードから手軽に起動できるランチャーソフトを使って、アプリを手軽に起動しよう。

» 2007年06月05日 12時05分 公開
[kizuki,ITmedia]

 よく使うアプリケーションを効率的に起動する方法として、タスクバーの「クイック起動バー」にショートカットを登録しておく方法が挙げられる。しかし、多数のショートカットを登録すると見た目も乱雑になるほか、あまり登録しすぎるとWindowsの起動時間に影響を与える可能性もある。

 コマンド入力にある程度慣れている人であれば、「ファイル名を指定して実行」からアプリケーション名を入力して直接実行するかもしれない(3月2日の記事参照)。とはいえ、「calc」(=電卓)くらいは覚えられても、アプリケーションごとに名称やパスを覚えるのは困難で、万人にとって使いやすい方法とはちょっと言えない。

 こうした場合にはいわゆるランチャーソフトの出番となるわけだが、ふだんのPC操作がマウスよりもキーボード中心の人におすすめなのが「Key Launch」だ。このソフトを使えば、コマンド入力よりもシンプルなキー操作で、複数のアプリケーションを手軽に呼び出すことができる。

「Key Launch」。ふだんはタスクトレイに常駐する
[Ctrl]+[Q]を押せばダイアログが起動する。なお、ホットキーは[Ctrl]+[Q]以外にも自由に設定できる

 具体的には、キーボードの[Ctrl]+[Q]を押すことでダイアログが起動し、アプリケーション名の一部を入力することによって候補が表示されるという仕組みだ。特定フォルダ下にあるアプリが自動的にインデックス化されて登録されるため、いちいちアプリを登録する必要もなく、導入後すぐに使い始められるのもメリットだ。

 アプリ名をフルスペルで入力しなくても選択可能な点も便利だ。例えばタブブラウザの「Sleipnir」を起動したい場合、「Sleipnir」とすべて入力しなくても、頭文字の「S」を入力した時点で「S」というアルファベットを含む全アプリをリストアップ。「Sle」あたりまで入力すると、Sleipnir関連のプログラムファイルだけに絞り込める。この時点で[↓]キーを用いてアプリ名を選び、Enterキーを押すとすぐに起動できる。

「S」と入力したところ。Sを含むアプリケーションの一覧が表示される
「Sle」まで入力するとSleipnir関連だけが表示された。↓キーで選択しEnterキーを押すと起動する

 このほか、例えば「g」に続けて単語を入力すればGoogle検索が行えるなど、キーボードを中心に使う人にとっては便利な機能を数多く搭載している。インタフェースは英語だが、操作性は非常にシンプルかつ明快なので、クイック起動バーに登録しているアプリ数が多くなりすぎて困っている人は、このソフトで整理にチャレンジしてみるとよいだろう。

 なお、対応OSはWindows XP/2000/NT、Windows Server 2003だが、編集部で確認したところ、Windows Vistaでも動作した。

本日のレシピ
ソフト名 対応OS 利用料 作者名
Key Launch Windows XP/2000/NT、Windows Server 2003
※編集部で確認したところ、Windows Vistaでも動作した。
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