クールビズの“隠し玉”――冷房の利いたオフィスに「ハラマキ」を仕事耕具

先日大分県で記録した「猛暑日」。なんと36.1度にも達したという。冷房が必要な季節が近づいてきたが、冷やしすぎると“冷房病”にかかりかねない。そんなときは便利なアイテム「ハラマキ」を使おう。クールビズにも合いそうだ。

» 2007年05月28日 20時14分 公開
[鷹木創,ITmedia]
東京糸井重里事務所の「ごきげんハラマキ」

 5月27日、大分県で気温が摂氏36.1度に達し、初めての「猛暑日」を記録した。これからじめじめした梅雨をはさみ、季節は夏になっていく。強い日差しを浴びた外回りや満員の通勤電車で“おしくらまんじゅう”の後、冷房のきいたオフィスに戻ってきて生き返る気持ちになる季節でもある。

 だが、オフィスにこもって仕事している内勤の人たちにとっては、冷房を強めることは結構きつい。それにクールビズで、スーツの上着を脱ぎ、ワイシャツ姿になったビジネスパーソンも増えてくる。室内の気温が急に下がると、薄着の体には影響も大きい。人によっては、身体の体温調節機能に不具合が生じ、周りの温度に適応できなくなる自律神経失調症、いわゆる“冷房病”にかかってしまう人もいる。

 こうした体への悪影響を減らすには、冷房の設定温度を上げたり、上着を着て体を冷やさないことが肝心だ。特に、クールビズでスーツの上着を家に置いて来てしまったビジネスパーソンにうってつけのアイテムが「ハラマキ」なのである。

 女性用ハラマキはこれまでも下着メーカー各社から冷え性対策に販売されていた。男性ビジネスパーソンを意識したハラマキもある。東京糸井重里事務所の「ごきげんハラマキ」だ。同事務所が運営するサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」で2001年から販売しており、2006年には約1万3000着を売り上げた。5月30日には第12弾となる2007年バージョンも発売する。

 東京糸井重里事務所では「正確な数値は把握していない」としながらも、「メールなどのお問い合わせの状況から、購入の3分の1は男性ではないか。女性が購入して男性にプレゼントするケースもある」。上着ほどかさばらないハラマキは持ち運びも簡単で、服を脱がなくてもいいので場所を選ばずに装着できるのもポイントだという。

 そもそも、このハラマキはコピーライターの糸井重里氏が愛用していることがきっかけで販売をはじめることになった。糸井氏自身も年中ハラマキを装着し、寒さからお腹を守っているのだ。

 デザインはギンガムチェックのほか、マリンバ奏者でアンティーク着物コレクターとしても知られる通崎睦美氏がデザインした「かざぐるま」「朝顔」「パイナップル」「音符」、テキスタイルブランド「New Esperanto Label」のデザイナーである有田昌史氏による布をモチーフにしたデザイン「バンブー(レッド)」「ビギナーズ」など12種類。価格は大人用が3400円、子供用が3000円となっている。

 東京糸井重里事務所によれば、「女性は柄モノ、男性はシンプルなデザインを選ぶ傾向が強い。シャツのすそからチラりと見えるのがオシャレだ」という。この夏、クールビズでの冷房対策にハラマキを利用してみてはいかがだろうか。

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