バージョンアップの煩わしさを解消――Sleipnir 2.5.12

タブブラウザ「Sleipnir」の最新版は、自動アップデート機能を搭載した。インストールウィザードを省略し、「Sleipnir用Gecko エンジン」「RoboForm」などを利用するかしないかを前バージョンから自動的に引き継ぐ。アップデート時の煩雑さを解消する。

» 2007年04月26日 17時37分 公開
[鷹木創,ITmedia]

 フェンリルは4月26日、タブブラウザの最新版「Sleipnir 2.5.12」を公開した。Windows 98/98SE/Me/2000/XP/Vistaに対応。同社サイトからダウンロードできる。

 Sleipnirではこれまで、バージョンアップ時にアップデート通知をポップアップで表示。通知に従って、新バージョンのSleipnirをダウンロードする必要があった。今回公開したSleipnir 2.5.12は、自動アップデート機能を搭載。自動的に新バージョンにアップデートできるようになった。

 これまで、インストール時には「Sleipnir用Geckoエンジン」「RoboForm」「マカフィー・ウイルススキャン」といった付属プログラムを利用するかどうかを選択する必要があったが、2.5.12の自動アップデート機能では、ウィザードなしでこれまでの設定を引き継ぐ。なお、自動アップデート機能は2.5.12の次バージョンにアップデートするときから有効になる。

 2.5.12ではまた、[Ctrl]+[F]でページ内検索機能を起動したとき、文字列を選択していた場合、あらかじめその文字列をページ検索バーに設定するように仕様を変更した。さらに、Windows Vista環境で発生していたフォント表示が崩れる不具合などを解消した。

 フェンリルではこのほか、USBメモリに入れて自分のブラウザ環境を持ち運びできる「Portable Sleipnir」のバージョンも「2.5.12」に更新した。

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