モバイルGmailでもできる「スレッドの全文表示」：読者から見たBiz.ID

グーグルは4月10日に、Gmailを携帯電話から閲覧できる「モバイルGmail」の提供を発表しました。早速使ってみた人たちはどんな感想を持ったのでしょうか。また、初心者がつまづきやすいポイントについて解説します。

　グーグルは4月10日に、Gmailを携帯電話から閲覧できる「モバイルGmail」のを正式に発表しました。それ以前から一部の携帯電話ではGmailの読み書きができたことや、今回明らかになった機能は、記事「モバイルGmail“正式版”でできること、できないこと」を確認してみて下さい。

感想をつづるブログからは辛口の意見も

　さっそくモバイルGmailを使ってみた人たちはどんな感想を持ったのでしょうか。まずは辛口の感想から。ブログ「K's BLOG」では「動作が重い」ことと「ラベルが付けられない」が不満点。また、ブログ「enjoy-IT」によれば「未読の記事とそうでない記事との区別がつきにくい」ことが欠点だとしています。確かに、PC版のGmailならメール件名の背景色が白かグレーかで未読か既読の区別ができますが、モバイルGmailではそのような区別はありません。モバイルGmailでも文字色や背景色を変えるなどして、区別できるようになるといいですね。

　それでは、Gmailを携帯から見られることのメリットは何でしょうか。「仕事のタスクをメールのタイトルに書いて本文には何にも書かずに自分自身に送っている」という「びっとらんだむ：ぶろぐ」では、このタスクをどこにいても携帯から確認できるのが便利だそうです。

友人がつまづいた「スレッド表示メールの全文表示」

　モバイルGmailは筆者も便利に使っていますが、PC版のGmailを使っている友人にモバイルGmailを勧めたところ、一点つまづいた部分がありました。モバイルGmailでもPC版と同じく、メールは同じ件名のやりとりをまとめたスレッド単位で表示されます。スレッド単位で表示されるメールの文章が長い場合、全部ではなく省略して表示されるため「どうしたらこのメールの全文を読めるのか」と尋ねられました。

スレッド形式になっているメール（左）で長い文章を表示すると、省略して表示される（中）。これを個別のメール単位で表示するにはメール冒頭の差出人と時間の部分をクリックすると、全文が表示できる（右）

　省略部分を表示するには、スレッド内の個別メールの先頭、メール差出人の部分をクリックすればいいのです。ついメール末尾にリンクしている「次のスレッド」を押してしまいがちですが、これは別のスレッドに移るためのもの。まったく別のメールが表示されることになります。メールを途中まで読んでから、全部を読むためには一度「戻る」操作が必要になってしまうため、迷いやすい部分かもしれません。