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» 2007年03月20日 23時51分 UPDATE

ブレインストーミングを活発にさせる4つのツール

アイデア出しに効果的なブレインストーミング。このブレストの効用を高める4つのツールを1人用、グループ用に分けて紹介しよう。

[鷹木創,ITmedia]

 うまくかみ合えば、たくさんのアイデアを生み出すことができるブレインストーミング(@ITの用語辞典)。そんなブレスト用のツールをいくつか紹介しよう。アイデアに困ったときに利用してみてほしい。

1人で使えるブレストツール

 通常、参加者が多いほうが、たくさんの意見が出てくるのがブレストだが、1人でいろんなアイデアを出して、それぞれを比較・検討するのも効果的だ。ただし、1人ブレストの場合は確実にメモを取っておかないと、ただ“妄想しただけ”となりかねない。また、アイデアの重要度などが分かるようにメモを書きたい。単なるテキストよりは、連想がつながるって見えるマインドマップのようなツールを使うといいだろう。そんな1人ブレストを行うときは、こんなソフトが有効だ。

無料のマインドマップ作成ソフト「FreeMind」を使う

 マインドマップを手軽に作れるのは、無料のオンラインソフト「FreeMind」だ(2006年9月の記事参照)。対応OSは、WindowsやMac OS X、Linuxなど。このほかJavaの実行環境が必要になるので、インストールがまだの方はあらかじめSun Microsystemsのサイトからインストールを済ませておこう。

bubbl.usを使う

 ブレインストーミングできる無料のオンラインサービス「bubbl.us」。本来は、インターネットを介して遠くの仲間ともコラボレーションできるのが特徴だ。ただし、複数人でブレストを行うためにはスピード感が重要。編集部で試したところ、複数人でサービスを利用した場合、リアルタイムの更新はできなかった。少なくとも、1人ずつ更新し、保存する必要があるようだ。

 とはいえ、吹き出しを消すときには爆発するアニメーションを表示するなど、グラフィカルなbubbl.usは操作していて楽しいサービスであることも事実。1人でブレストする時に、上手に利用するといいだろう。

st_bt02.jpg bubbl.us」。日本語がうまく入力できないケースもあった
st_bt03.jpg アイデアを書いた吹き出しを消す際には、爆発エフェクトも。なかなか楽しい演出だ

グループで使えるブレストツール

 ツールの説明をする前に、グループでブレストする際は、以下のことに気を付けよう。

ブレスト4つの原則

  • 批判しない。アイデアへの批判や意見はブレスト中に関しては排除する
  • つまらない、乱暴な、見当違いなアイデアを歓迎する
  • アイデアは多いほどよい
  • 他人のアイデアを修正、改善、発展、結合する。アイデアの改善案や組み合わせも歓迎

 さて、そうした理想的なブレストを促進させるためのツールが、次に紹介する2つのツールである。

最大12人まで参加できるブレストサービス「babooo」

 カヤックがオープンしたブレスト用の無料オンラインサービス「babooo」では、最大12人まで同時参加できる。Flashベースのサービスでさくさく動作するのが印象的だ。

st_bt04.jpg babooo

 さすがにブレスト用のサービスなので、上で紹介したマインドマップ作成ツールとは一味違う操作感も特徴。例えば書き込んだアイデアは、ほかのユーザーが「共感」ボタンを押さない限り、1分間で消える仕組みとなっている。

 しかも、単に消えてしまうのではなく、時間が経過するごとにYahoo! JAPANやWikipedia、Youtube、Flickrなどの検索結果を関連情報として確認できるようになる。さらにアイデアを入力するフィールドの脇にある「STORM」ボタンを押すと、それまでの発言を元に自動でアイデアを生成する。つまり、画面を前に悶々と悩むだけではなく、悩んでいると向こうからヒントめいたことを教えてくれる――というわけだ。

st_bt05.jpg 「共感」ボタンを押せば、1分間の“制限時間”が延びる
st_bt06.jpg 時間が経過するごとにアイデアから連想するデータを各種サイトから引っ張ってくる
st_bt07.jpg 「STORM」ボタンを押すと、それまでの発言からアイデアを自動生成。思わず笑ってしまうものもある

 時間制限でいったん画面から消えたアイデアも、時系列で確認できる。ミーティングの議事録にも使えそうだ。また、お絵かき機能や、画像ファイルの貼り付ける機能なども付いているほか、オフライン時の作業をオンライン時に同期する機能も搭載した。一度試してみるのもいいだろう。

ブレストをカードゲーム感覚で――「ブレスター」

 最後に紹介するのは、唯一オンラインではなくリアルのプロダクト。宮城県仙台市のベンチャー企業であるデュナミスが販売する“ブレインストーミングカードゲーム”の「ブレスター」である。

 このブレスター、最大4人でブレストできる“カードゲーム”。プレイヤーごとに色を決めて、その色に応じてカードを配布する。カードには指令が書かれており、ほかのプレイヤーは従う必要がある。例えば、「次の言葉を言ってください。『それ、よいね。だって、○○だから。』」とあれば、ほかのプレイヤーからのアイデアを理由を添えて褒めなければならないのだ。

st_bt08.jpg 4色のカードのほか、色に縛られずに使える全員用カードもある

 初めにアイデア出しのテーマを選び、順々にアイデアを出して行くあたりは通常のブレストだが、アイデアを出して、手元のカードを減らすことが“勝利条件”となるのが最大の特徴だ。ゲームに熱中すればするほど自然とアイデアが出てくるのである。

 デュナミスでは、「60分間で約100のアイデアが楽しく出せる」という。ブレスト成功のコツは、「判断をある時点まで遅延すること」「選択肢を拡げること」を心がけるとよいとも。また、アイデアの発散だけでなく収束させるために、本来禁止事項である批判を“解禁”した「批判ブレスト」を行うことも効果的だという。


 アイデアを出すのは、時にツラく苦しい作業になりがち。だが、楽しく効果的にブレインストーミングができるのであれば、利用しない手はない。自分の環境にあったツールやサービスを選択してみてはいかがだろうか。

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