安心・手軽に、ケータイの販促活用。NECビッグローブの「ケータイサラダ」：ケータイを使ったCRM活動を低コストで

大規模な販促に頼るのではなく、お客さま1人1人に向けた細やかなCRMが、特に中堅の小売店や飲食店にとって重要になりつつある。こうしたCRMを、ケータイを使い低コストで提供できるASPサービスが登場した。

» 2007年03月15日 10時00分公開

[PR／ITmedia]

　販売促進と既存顧客の囲い込みは、企業の大小を問わず重要なテーマであり、経営者にとって最優先で考えるべき課題だ。特に最近の消費者は移り気で、多くの情報に取り囲まれている。顧客の心を掴み、離さないようにするには、顧客に対する企業・店舗のコミュニケーション能力が重要だ。

　しかし、メディア広告の大量投入やポイントプログラムの活用といった従来型の販促は、ふんだんな予算と人員の準備が必要であり、大手ナショナルチェーンのように“規模の力”がないと十分な効果を上げるのが難しい。また地域密着や個性化をセールスポイントにする中堅の小売店や飲食店にとって、大規模なだけの販促は、むしろコストパフォーマンスが悪いというケースもある。

　そこで注目なのが、普及台数1億台を突破した携帯電話の活用である。携帯電話は今や1人1台の時代になっており、さらにメールやケータイWebページ接続機能を持つブラウザフォンの普及台数は8200万台にのぼる。子どもからお年寄りまで、すべてのセグメントの消費者が携帯電話というパーソナルなメディアを日夜持ち歩いているのだ。ケータイ販促を上手に行えば、低コストで効果的なマーケティングが実現できる。

安心・手軽なケータイ販促をASPで実現

　携帯電話を販売促進で活用する場合、お客様にメールアドレスを登録してもらい、携帯メールでキャンペーン情報やクーポンを配信するのが一般的だ。メールならばお客様のところにダイレクトに情報が届く上に、折り込みチラシなどよりもタイムリーな情報提供ができる。1回あたりの発行コストも桁違いに安い。

　だが、ここで注意しなければならないのが、2005年4月から施行された「個人情報の保護に関する法律」、いわゆる個人情報保護法の存在である。この法律により、企業は収集した個人情報を厳重に管理し、漏洩を防ぐ責任を負わされている。これは大企業から中小の店舗まで同じである。メールを使ったケータイ販促は効果的で発行コストが安いが、「情報管理の責任」が問われることで、中小の企業・店舗が独自に運用するには負担の大きいものになってしまった。

　そこで登場したのが、NECビッグローブが昨年秋に投入した携帯電話向けプロモーション支援サービス「ケータイサラダ」である。これはケータイ販促に必要な仕組みすべてを貸し出すASP型のサービスであり、利用する企業・店舗は専用機器の導入やシステム管理・運用の必要がなく手軽にケータイを使った販促が実現できる。

　むろん、セキュリティ面は完璧だ。ケータイサラダのシステムは、BIGLOBEと同じNECのグループ企業NECモバイリングが運用しており、財団法人日本情報処理開発協会（JIPDEC）の「プライバシーマーク認証」と日本技術者連盟（JEF）の「TRUSTe認証」を受けている。またNECモバイリングが運用する体制を取っており、そのセキュリティレベルや安定性は折り紙付きだ。ケータイサラダを利用すれば、中小の企業・店舗でも大手企業に負けないケータイ販促の設備・環境を用意できる。

　ケータイサラダは、セキュリティやサービス面でこれだけ充実していながら、利用料金が魅力的なのにも注目である。初期費用は1万500円。毎月の利用料は最も安いサービスプランで、登録数1～1000アドレス、月間5000メールまでの配信で1万500円だ。1通あたりのメール配信料は2.1円である。さらに上位のサービスプランでは、登録数5001～1万アドレス、月間5万メール配信まで可能なものも用意されているので、お客様やチェーン店の多い中堅企業でも安心して利用できる。

　また、基本となるメール配信だけでなく、ケータイWebページの開設・運用、各種プロモーションやキャンペーン向けの機能など、豊富な機能が用意されている。“お店の顔”となるケータイWebページは最大1000ページの大規模サイト（有料オプション）も構築可能で、お店までの地図や、Webページ接続用のQRコード作成も可能。有料オプションで、店舗・企業の名前を使ったドメイン（インターネット上の住所）を取得することもできる。これらの機能を使えば、本格的なケータイWebページ運用が可能だ。

PC＆ケータイで開設・運用も簡単

　このようにケータイサラダは安心かつ多機能だが、一方で、開設・運用が簡単というのも特徴になっている。メール配信の設定やケータイWebページの初期開設時は「設定する項目が複数あるのでPCからがお奨め」（BIGLOBE）だというが、その後の運用は店舗スタッフのケータイからでも十分にまかなえる。特に広告やキャンペーンのお知らせメール配信は、ケータイから行うほうが、よりリアルタイムな販促ができるという。

　「例えば、（お店の）客足が伸びていない時に集客のタイムセールを行ったり、臨時で来店クーポンを送るといった使い方は、ケータイから簡単にメール配信できるケータイサラダならではの販促です。またケータイWebページの更新もケータイから簡単にできますから、店内やスタッフルームにPCがなくてもきめ細かな運営ができます」（NECビッグローブビジネス事業部第四営業部マネージャーの小山泰和氏）

　また、ケータイサラダは国内有数のISPである「BIGLOBE」のサービスなので、ケータイサラダで構築したお店の情報をBIGLOBEのホームページ集（BIGLOBE法人会員サービスビジネスTOWN）に掲載するといったシナジー効果も期待できるという。

ケータイ向けのサイト編集メニュー。ディナーメニューのページを、ケータイだけで作成してその場で提供したり、メールマガジンを作成して配信したりすることもケータイから可能になっている。

BIGLOBEオフィスサービスの魅力も高い

　ところで、ここで紹介したケータイサラダは、NECビッグローブの「BIGLOBEオフィスサービス」のオプションサービスになっている。つまり、ケータイサラダを利用するには、その前にBIGLOBEオフィスサービスに加入する必要がある。

　BIGLOBEオフィスサービスは企業向けのインターネット接続＆ホスティングサービスであり、サービス内容とサポート体制の充実、そしてコストパフォーマンスの高さが大きな特徴になっている。

　例えば、企業の社会的信頼にも関わるメールのウイルスチェックや盗聴防止機能では、ライバル他社の多くが追加料金を取るが、BIGLOBEオフィスサービスではすべて無料だ。また機能の拡張性も高く、社員やスタッフ同士が情報共有をするグループウェア機能、社内からの有害サイト接続を防止するWebフィルタリングサービス、社外からの安全な社内ネットワーク接続を実現するASP型VPN接続サービスなど、さまざまなオプションが用意されている。これらを使えば、社内に専用設備や専従のIT担当者を置くことなく、十分なIT武装が可能になる。

　その上、料金面でのリーズナブルさも見逃せない。BIGLOBEオフィスサービスの管理者基本料金は月額525円からとなっており、これに通信料、追加メールアドレスやWebページの保管料金、独自ドメインの利用料など各種オプション料金がかかる仕組みだ。導入する企業・店舗が必要とする規模にあわせて、柔軟にサービスを組み立てることで、無駄なコストなく最適なIT環境を構築できる。

　ケータイサラダはさまざまな規模の企業・店舗が、自らのニーズに合わせて安心・簡単で手軽に導入できるマーケティングツールだ。それでいて機能は豊富で、本格的かつ大規模な運用まで対応できる。販促でのケータイ活用を考えている企業・店舗は、導入を検討して損はないだろう。