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カマタ式「極楽文具」:
クリップボードの進化形――カバー付クリップファイル
立ちながら記述する時に下敷きとしても便利なクリップボード。とはいえ、従来の製品はむき出しのため書類を傷めやすかった。カバー付のクリップボードがあれば――。
仕事柄、お客様のところに訪問してインタビューすることがある。そのための記入用紙をA4で作成しているのだが、時には立ったまま書かなければいけないので、記入用紙に適度な硬さがないと書きにくい。以前はクリップボードに挟んで使っていた。ABS樹脂製で適度に硬く使い勝手がよかった上に、鮮やかなライトグリーンが気に入っていた。
ただし、問題もあった。はさんだ書類がむき出しの状態になることだ。カバンの中で物を出し入れするときに、何度インタビュー用紙にダメージを与えたことだろうか。これではいけないと思っていたところに、表紙のついた「セキセイ クリップファイル」があることを知り、早速購入した。
ほかのファイルや紙製品にまぎれないよう、あえて赤を選んだ。赤以外ではネイビーブルー、ホワイト、ブラックがある
これまで使っていたクリップボード。鮮やかなライトグリーンはお気に入りだったが、紙の保護を考えると持ち運びには不都合。現在は、仕事場で使用クリップボードに表紙をつけただけのように思えるが、実は表紙が360度反転するのだ。そのため、台紙の裏まで無理なく回り、使用中は通常のクリップボードと同じように使える。表紙を閉じれば、紙が折れたり汚れたりしない。世界初のリバーシブル3層発泡ポリプロピレン(PP)素材を使用した表紙は、軽くて丈夫。環境にもやさしく、グリーン購入法適合商品になっている。
このカバーには、はさんだ書類を保護するほか、情報を守るという利点もある。これならば、電車の中でカバンを開いても、周囲の人に読まれる心配がない。また、必要であれば、ファイルの色で用途を区別することもできる。なお、クリップファイルの表紙の色は鮮やかだが、中は金具も含めてブラックで安心感がある。また、表紙の裏側には内ポケットが付いており、名刺は縦にも横にもはさめるよう2方向にスリット付きだ。
表紙を裏側まで回したところ
表紙の裏には内ポケット。最大A4サイズまでの書類を入れておける。そのまま閉じても金具をうまく避けるようデザインされている筆者はインタビュー用の用紙だけ、黄緑色のコピー紙を使用している。それはファイルしたときや、ノートに貼り付けたときに見つけやすいためである。インタビューでお客様の声を聞くときに、できれば事務的な印象を与えたくないという配慮でもある。さらに理由を追加するなら、きちんとスタンバイできているか自分自身の確認の意味もある。
このクリップファイル、使っていると細かな点まで考えられていることに気がつく。表紙を閉じていても、クリップの部分はむき出しになっているので用紙をはさんでいるかどうかが分かるのだ。最終的には開いて確認するのだが、念には念を。仕事のチャンスは1度しかない、失敗は許されない――という場合に、色の付いた紙をクリップの脇から確認できる。こういう仕組みはありがたい。
表紙を裏側まで回したときの中央部。折り返しても反発しないので、扱いやすい
台紙も金具もブラック。紙がすべらないようついている樹脂のストッパーまでブラックで統一
内ポケットの名刺用スリット。縦にも横にも対応
中に紙がセットされているのがわかる| 提供元 | 商品名 | 価格 |
|---|---|---|
| セキセイ | クリップファイル | 662円 |
筆者プロフィール カマタスエコ
横浜生まれ、東京育ち。コピーライター、フォトエッセイストにして料理研究家。設計技師の父の影響で、小さい頃から製図道具に囲まれる生活だった。そんなDNAからか、筆記用具をはじめとした文房具に詳しい。ブログは「カマタスエコのブログ」。同じく運営するWebサイト「電脳カマタ食堂」は「信毎ホームページ大賞2006」のライフ/情報部門の優秀賞を受賞している
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